超簡単薪ストーブ調理

当社で販売している薪ストーブで、どんな冬の暮らしが待っているかを紹介しているブログです。  興味を持って頂けましたらぜひお問い合わせ下さい

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豪雪に恵まれたスキー場で考えてわかった、人生の醍醐味

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 1月12日までの寒波、ようやく一息というか、昨日だけでも結構雪解けが進んで、今日から「季節外れの暖かさ」ということで気温は乱高下、体調など崩さずにお過ごしになられてますでしょうか??

 私の方は、ともかく「冬ならでは!」ということで、毎日薪ストーブに勤しんでいるのですが、それ以外にも私、スキーが大切な趣味でして、どんなに忙しくとも、状況を狙い定めて毎年1回は必ず出かけておりまして……去年はこんな感じ。

aiken-makiss.hatenablog.com  で、今年は、豪雪でスキー客が孤立するくらいの凄い雪で

 この孤立騒動の日はともかく、12日には

天然雪100%最高の雪質が続いています!!

というリリースも公式サイトから出されていたので、天気&気温予報などから判断して、ここで行くしかない!!と、昨日、13日に行ってきたのです。

 フッカフカの雪&待ち時間ゼロの高速リフトで、もう、イヤというほど滑ったり、ジャンプ台に無謀に挑戦してまた大ケガしそうな酷い跳躍でスキー板が吹っ飛ぶ着地で我ながら呆れてきたのですが(前回のケガのレポート↓この記事の最後半)

aiken-makiss.hatenablog.com ……滑っていて、ふと思ったのです。

 

 人間の普段の動作なんて遅いし、地面を這いつくばるような移動しかできないけど、雪の上では、こんなにも自由なんだな

 

って。そして「気持ちいい」と。※註;自分の下手さ&無謀さに転倒とかしなければ

 出不精で、仕事と買い物以外は、ほとんど出掛けない私のような人間でさえも、雪質や天候に狙いを定めて、無理矢理でも出掛けるのは

 

人間は「気持ちいい&自由になれる」を求めるからこそ、いろいろやってみる

 

ということの査証だなと。そして、これは趣味の問題だけでなく、働くとか、勉強とか、人生でのあらゆる努力が、こういう欲求に支えられているのではないかと。

 先日の箱根駅伝でも思わずトップに立った創価大の選手が「先頭を走るって、むちゃくちゃ気持ちいい」みたいなこと言ってたのが印象に残りましたが、仕事を頑張るにしても独立して自由になれるとか、社内で出世して好きにやれるからとか……

 色んな人がいますから、例えば働くという中にも、もちろん「言われたことを、こなして生活費を確保するだけ」というような人もいますが、総じて「前向きな努力」というものは

 

気持ちがいい&自由になれる

 

ということを、何かしら求めているのだなと。「自由」というのは、苦しみや痛みから自由になれることだったり、困難から脱出することだったり、といった切実な欲求も含んでいる場合も多くありますが……

 ただ、一つ「人生の真理」として言えるのは「気持ちがいい&自由になれる」というのは、まず、すぐには手に入らないのであって、すぐ手に入ってしまうとすれば、覚せい剤や違法ドラッグのように、かえって恐ろしい結末が待っているものだったりするわけです。

 要するに

 

「気持ちがいい&自由になれる」ためには、どうしても、ある程度「やり込む」必要がある。

 

 だから、仕事なんか本当にそうですが、「何をやるか?」は、慎重に選択しなければなりません。少なくとも「やり込む」必要があるわけですから、最初の頃は何の成果も出ないわけですから「やり込むこと自体がイヤでないもの」を選ぶのは、すごく大切です。

 けれども人間、自分のことなんて、わかっているようでわかっていないので、実際にやり込んでみないと、やり込むこと自体がイヤなのか、そうでないのか、それすらわからないものです。そうなると、やっては撤退し、やっては方針転換し……という試行錯誤も、すごく大切ということになります。

 よって、私自身そうだったような気がしますが、人生渡り鳥、人生根無し草と申しますか……人生には、そういう試行錯誤のための浪費とも思える期間も「気持ちがいい&自由になれる」ためには、どうしても必要なのかもしれません。

 そうなると、いつまでも試行錯誤して探さなければならないこともあるかもしれませんし、探しても探しても「これかな」というものに、なかなか出会えない可能性もあるわけですが……問題は

 

人生には必ずタイムリミットがある

 

という真理でして、しかも、神さまという人生の審判に、いつ「ゲームセット」を宣告されるかなんて誰にもわからない、というルールつき……そうなると難しいのは

 

やり込む期間を確保するのに「何をやるか?」は、いつ、どうやって決めるべきか?

 

という問題です。

 今日のスキーで特に思ったのですけど、このフッカフカ新雪が厚く積もった「気持ちいい」ゲレンデで「自由になれる」という意味では、スキーよりもスノーボードの方が、絶対に有利だと思います。スキーだと、スノーボードのように表面を滑るわけにはなかなか行かず、こんな具合に沈みます。

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 右側に見えるのが、スノーボードで滑っていった跡で、写真ではわかりにくいですが、私のスキー板は、その「はるか下」を潜っています(笑)かなり腕前を磨いても、自由には、なかなかなれそうもないです。

 でも、私はスキー、正確には「テレマークスキー」というのですが、歩くスキーと同じく「ヒールフリー」、踵が自由なので、歩けるのですね?この自由さが大好きで、大好きだからやり込めることができているのです。

 私の人生で、札幌に暮らした時期は、何者になれるか足掻いていた苦しい時期でしたが、幸せなことも多くて、夏には下草ばかりでロクに歩けない森林の中を、冬はスキーで「自由に」歩き回れることにすっかりハマってしまったという「原体験」、これが私という人間を決定付けています。

 

 「どんな自由に憧れるか?」それがまさに「その人」です。そこが見えてくれば、何をやり込めばいいのか、決まってくると思います。で、そうやって、何をやるかを決めて、やり込んでいったとして……最後の問題は

 

見果てぬ夢、という限られた人生の現実

 

 でも、人間なんて、生まれ付いた時から制約なり、限界のある存在です。それでも見果てぬ夢に向かって、自由を掴むその日、最後の最後まで諦めない、そうやって「進み続けること」そのものに人生の醍醐味があるのではないかと思うのです。

 この歳(50です、もう(笑))になって、つくづく思うのですが、人間って大したものでして、諦めずに続けてさえいれば、意外と、身体っていうのは学び続けてくれるものなのです。大事なのは、とにかく「辞めずに、続けること」。

 これも、以前、このスキー場で、見知らぬ「おじいさん」から教わりました。やっぱり、特に狙い定めて行った、雪質と天候に恵まれていた時のことでした。

 結構、格好よく滑っている年配の方がいて、リフトで乗り合わせて「テレマークだね、すごいね」とか声をかけてもらって、色々おしゃべりしてたら……どこかの一部上場企業の偉いさんだったらしいこと以外に、年齢、なんと80歳。とてもそうは見えなかったので、その年齢でも見事に滑れることに、私がひどく感心してたら

 

「とにかく、辞めずに、続けること。それだけだよ(ニヤリ)」

 

 この答えが、とにかく猛烈に印象に残っていて、その「おじいさん」とは、それきりなんですけど、一期一会で教えてもらった「答え」は、スキーに限らず、私の「その後」の人生を大きく左右することになっています

aiken-makiss.hatenablog.com こちらの記事↑の「3.」ですね、一期一会の「教え」、「しょうもない偶然」こそが、人生をより実りの多いものにするのだと思います。そのために大切なのは、辞めないこと、続けること、実際に出向くこと……ですね!!

 

 最後の最後に、薪ストーブのブログですから、薪ストーブの話をします。今回の文脈から言えば、モキ製作所の薪ストーブって、むちゃくちゃ「気持ちいい」です。なぜなら、これまで捨てられていたようなもの「何でも」、燃料として役に立って、上質な暖かさや美味しい料理を提供してくれるエネルギーに化けるから。

 そして「自由になれる」のです。だって燃料代もかからないし、維持費もかからない。さらには耐久性抜群で、非常時災害時には、とんでもなく心強い熱源になってくれます。そのうえ、普段使っている時にも「簡単に立ち上がる」……


楽しく暮らせる薪ストーブの選び方;ポイント5つ ①火がつけやすいこと

 要はモキ製作所の薪ストーブは「気持ちがいい&自由になれる」が、少し「やり込む」必要はありますが、総じて、かなり簡単に手に入ってしまうのです!じゃあ、それってどうなの?価値あるの??と言いますと……

 本質的には「たかが暖房」「たかが薪ストーブ」だと思うのですよ、私は。すごく苦労してまでやるもんじゃないし、ましてや、近隣の方々に煙や臭いで耐え難い思いをさせながらやるものではありません。

 導入時にさえ、難しい選択を間違わなければ、薪ストーブのある暮らしで「気持ちがいい&自由になれる」は、けっこう簡単に手に入りますから、いったん手に入ってしまえば、あとは「ただの生活の実用品」ということで……

 

 どうか、ご自身の人生ならではの夢、「気持ちがいい&自由になれる」を目指して、羽ばたいていって頂きたいと思うのです、薪ストーブ屋の私としては。

 

 私的には、相当必死にやっておりますので「ただの生活の実用品」扱いは、正直、ちょっと寂しいのですが(笑)サポート役に回ることを決めた人生なんて、そんなものです。どうぞ、一期一会の縁として生かしてください。白鳥高原スキー場さんだって、この大雪を生かして、すっごく「良い仕事」してますよ?

 バックカントリーなんて、実際には相当の腕前がないと、味わえないものなんですが、私程度のナンチャッテな腕前でも気分が味わえるように整備されております!こんなの、よほど、雪に恵まれた今年だけ。一期一会。これを整備された関係者に本当に感謝です!!

 そんなわけで、続けていると良いことありますよ?&あなたさまのもとにも良いご縁が訪れますように。では、お身体には気を付けて、お元気で!!