超簡単薪ストーブ調理

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【製品価格改訂のお知らせ】より良く生きるための規範に関して

著者近影;2026年8月25日

 何も飾らない普段通り、しかもお見苦しくてすみませんm(__)m 個人ツィッターに載せた写真です。

 生きているといろんなことがあります。昨年くらいから、この歳になってから生涯初めての顔の変形ですので、知人のみならず見知らぬ人からギョッとされたり、子どもに指さされたりすると「あーあ」と思うことはありますが、モノは考えようです。

 ずっと申し上げて来て、今さらですが、私は今は戦時下のようなものだと思っております。普通に真面目に頑張って暮らしいるだけでも……選択一つ、判断一つでヘタしたら命にも関わるような事態に追い込まれてしまう。

 そういう状況下では何事も「クセ」というのは大事ではないかと思っていて、判断を誤らないようにするには「生き物としての陽気さ」を常に身体で(身体感覚として)覚えておくのが一番だと思います。

 で、ここから先は私も正直、まだ確信にまでは至らないのですが、人生にとって仕事、働くということは物凄く大切な要素ですが、そこでは「お金を稼ぐ」ということとの関係が出てきます。Twitter見ていると、これは私としては好きでない人工知能のおかげなのでしょうけど、思わぬ興味深い論説に出会ったりします。全文引用します。

タイミーをして資本主義に悩む

 

最近、仕事のモチベーションがまったく湧かない。

別に忙しいわけでもない。

むしろ暇である。

カフェに行って、四時間くらいコーヒーを飲みながらぼんやりしている。

 

たぶん人生に少し飽きているのだと思う。

そうなると、普段とは違うことをしてみたくなる。

とはいえWEBサービスを作るとか、その辺を横に広げてもあまり面白くない。

どうせなら、自分の仕事とはできるだけ遠いことをやってみたい。

そんな話をしていたら、タイミーという選択肢が出てきた。

 

実はタイミーは起業家の間でも案外人気がある。

理由の一つは、店舗や会社の裏側のオペレーションを見ることができるからだ。

普段なら外からしか見られない現場に入り込んで、どう仕事が回っているのかを観察できる。

そしてもう一つ、よく言われる理由がある。

大人のキッザニアである。

 

なるほど。 それは楽しそうだ。

数時間働いた程度で社会を語るつもりはまったくないけれど、暇なので行ってみることにした。

守秘義務があるので仕事内容についてはほとんど書けない。

感想だけ言えば、めちゃくちゃ大変だった。

汗だくになる。 腰は痛い。 足も疲れる。

開始から二時間ほど経ったあたりで一度だけ時計を見て、まだ二時間しか経っていないことを知った。

その後は時計を見るのをやめた。

となりで作業していた人の手つきは、僕の三倍くらい速くて、しかも音がしなかった。

たぶん何百回も同じ動きをしている人の手だった。

 

帰り道で、ものすごく単純なことを思った。

これ、労働への対価としておかしくないか。

 

最初は安すぎると思った。

でも歩きながら考えているうちに、引っかかっているのは金額の絶対値ではないことに気づいた。

気持ち悪かったのは、大変さと報酬がまったく相関していないことのほうだった。

楽なほうが儲かる。

その逆転を、頭ではなく身体で確認してしまったのが良くなかったのだと思う。

 

普段の僕は、クーラーの効いた部屋でコーヒーを飲みながら人と適当に話をして、それでお金をもらっている。

あるいは株や投資信託を持っていて、寝ている間にも資産価格が上がったり下がったりしている。

一方で、社会を実際に動かしている現場では、人が汗だくになって身体を動かしている。

腰を痛めながら働いている。

それでも得られる金額は、資本所得とは比較にならないほど小さい。

 

理屈としては何もおかしくない。

市場で人材が調達できる価格が賃金になる。

資本を持つ人間は、その資本をリスクに晒すことでリターンを受け取る。

僕自身が投資家でもあるし、資産の大部分を市場に置いているので、この仕組みの恩恵を相当受けている側だと思う。

理屈では分かっていた。

でも身体で理解すると、印象がかなり違った。

 

この問いに対する一番簡単な回答も、実は分かっている。

資本家側に回りなさい。

自分で働くだけではなく、株を持つ。

資産を持つ。

企業を持つ。

どうせ構造を変えられないのなら、自分だけでも得する側に回ったほうが合理的である。

これはたぶん正しい。

学生に何か実践的なアドバイスをするとしたら、おそらく僕はこちらを教える。

 

ただ、それでも違和感が残った。

そして帰ってきてしばらく考えて、違和感の正体が少し分かった。

このアドバイスは、個人には正しいのに、全員には適用できない。

全員が資本家側に回ったら、現場に誰もいなくなる。

つまり僕は、みんながこれを実行しないことを前提にして、これが正解だと言っていることになる。

個人の最適解と全体の最適解がずれている。

その構造を、数時間だけ現場側に立ってみたせいで、実感として見てしまった。

 

しかもこれから、機械にできる仕事はどんどん機械に移っていく。

人間に残るのは、市場が小さすぎて自動化が採算に合わない仕事や、現場ごとの差が大きすぎて標準化できない仕事だろう。

そして皮肉なことに、そういう仕事ほど社会を回すためには必要だったりする。

 

解決策は分からない。

たぶん簡単な解決策などない。

僕は明日から資本主義を捨てる気もないし、投資も続ける。

それでも、この構造を当たり前のものとして受け入れてしまうのも、なんとなく違う気がしている。

 

大人のキッザニアに行ったら、なぜか資本主義について考えることになった。

人生、暇になると妙なところに辿り着くものである。

 この池森さんという方は、いい方なんだろうと思います。社会が回るために必要な仕事の大変さとその社会的意義に見合わない収入の低さに身体感覚で違和感を持てるのですから。自分の事業を持っているのは私と同じでも、比較にならないほど経済的に成功もしているので、とても賢くて優秀な人でもあります。この投稿の後日談のようなものも興味深かったので、よろしければ池森さんのTwitterページを見に行ってみて下さい。

 この論述展開に関し、AIが急速に発達していくことは間違いないけど、将来どうなるのかは私にもはさっぱりわかりません。何故ならAIには電力をバカ食いし、熱を膨大に発生させるというハードウェアの問題に起因する限界もあるし、一方で量子コンピュータのように革命的な省エネ化を可能にする技術研究も進んでいると聞きます。

 また、AIで置き換え不能な労働の対価としての人間の時給も、人間が少ない仕事を奪い合うようになる面と、いよいよ「その人ならでは」の価値が出て来て(必要とされる状況が生じて)例えば木を自分の手で刻んで上手に収められる木工大工さんは逆に希少価値が爆上がりするような面が同時に進行もするでしょうから、やっぱり私にはさっぱりわかりません。

 それはともかく、そもそも論として、人間どういう生き方が「より良い」か?ということを考える必要があると思います。私は人生は楽しんだモノ勝ちだと思ってます。自分が楽しいと思えることが増えていく、楽しさにより深く満足できる場面も増えていく、お金を効率的に稼ぐことは、それに価値があるとしても、あくまでのその「楽しむ」ための元手や道具に過ぎません。ですのでお金自体を主軸に考えるのは、たぶん人生を台無しにする可能性の方が高いのではないかと。

 何しろ人間なんて弱いものです。お金を道具として利用するためにお金を稼ごうとしたのに、実際にやってみるとお金を稼ぐことの方が思わず目的となってしまうとか……お金稼ぎはそれはそれで楽しいし満足度も高そうなので厄介だなぁと思っています。

 こういったお金の問題に関し「人生を台無しにする」と申し上げたのは、人生をお金によって支配されてしまうという状態になれば、つまりお金を効率的に稼ぐこと自体が目的化してしまうと、働くことの本来の意味を失い、その結果として人生が台無しになっているのではないかと私は思うからです。本来私などから言える話ではないのですが(比較にならないほど貧乏なので(笑))池森さんに申し上げたいとすれば、そのことです。

 すなわち「労働の対価」という概念自体が、たぶん危ういのではないかと思っています。資本家の用意した作業に時間と労力を費やして、その対価として資本家からお金を得る。自分の人生を楽しむ元手であるはずの時間と労力を売ることでお金を得る……もしもそれだけで人生の大部分が終わってしまうなら、せっかく人間として生まれてきた甲斐はどうなるのだろうかと心配します。

 そこで「資本家」という生き方を実践すべきという話が出てくるわけですが、それに対する違和感は、池森さんが仰っているとおりです。

【公開翌日追記;こんな意見も】

 私は、働くことの本来の意味は、自分が何かしらやっていて(追及していて)楽しい事柄について、自然と鍛錬を重ねて「得意」と世間的に言っていいレベルまで達して、その「自分ならではの得意技」を活かし、そのことによって自分以外の誰かを幸せにする(この世界に対して新しい富を生み出す)ことだと思います。こちらも興味深かったので全文引用します。

「ああ…はい…」と怪訝そうな顔をされて対応をはじめたビックカメラの店員さん。家のエアコンが壊れてしまったのでお店に駆け込んでその相談をしたところで、「あんまり実にならないめんどくさい話を持ち込んでしまったかな…お気を悪くして申し訳ないな…」と思っていたら、こちらが話し終わったところでスイッチが入ったように説明を始めてくださって、「お客様の家にはこの機能はいらないと思うから安いグレードの方で十分です」「寒冷地でもないのでそこまでパワーなくてもいいと思います」と言って、売上金額とか一ミリも気にせずとにかく是々非々でこちらの要望に合うのを探してくださった。手続きも超迅速で最高に気持ちの良いお買い物だったので問い合わせフォームでもお礼。最初怪訝そうな顔されてるように感じてたのは、実際はすごく真剣にこちらの話聞いて考えてくださってたんだなあ。取り繕ったり無駄におだてたりとかも一切なく、旧来の親友に買い物のアドバイスをするような素敵な接客でした。ありがとうございました。

 この石川さんを案内した店員さんは、たぶん人生を楽しんでいると思います。自分が得意とすることを発揮して、石川さんに感心させるほど喜ばすことが出来たのですから。してやったりでしょう。「経済的な形式」としては、資本家に搾取されるだけの労働者ということになるのでしょうが……その「経済的な形式」がどうか(効率的にお金を稼ぐことが出来ているか)という部分を本質的に大きな問題とみるべきなのでしょうか??

 ……そんなことを言っているから、私は「甘い」し、現に貧乏なのだろうと思います。けど、実際問題として、この「経済的な形式」は多分に運と偶然によると思います。少なくとも実力が主体ではないです。どんな親のもとに生まれついて、どんな教育を受ける機会を得て、もっと大切なのはどんな人との縁に恵まれてきたか……この影響が大変支配的に効くのが「経済的な形式」ではないでしょうか。

 私は運と偶然にだけ恵まれて、とても楽しく仕事をしています。個人ツィッターをご覧になって頂いている方は、私がダブルワークの状態にあるのをご存じだと思います。もう4年くらいになりますかね……元の環境調査の中でも土壌汚染調査という土地資産問題と直結した分野で、たまたま持っていた国家資格と経験を買われてリモートワーク主体で定額のお給料を頂けています。それで暮らしているというのが経済的な私の実態です。

 ですので……これは同業他社さんに対してはずるいと申しますか、申し訳ないのですが、こちらの「薪ストーブのある暮らし」をご提供する本業では、採算度外視の状態になっておりまして、今度も郡山市の大切なお客さんのもとに薪ストーブの設置に伺うのですが、煙突関係も含めた「フルセット」で、片道550キロを超える移動交通費と4泊する宿泊費を加味しても、私の方が地元の業者さんよりも総額が安く、口幅ったいですが家の躯体の本質に関わる断熱仕様などははるかに高品質という……

 私にとってこの薪ストーブの仕事はあまりに楽し過ぎて(何しろ、こんな時代なら尚更、私は自分の特性をフルに生かすことで、「善き人」がこの時代の社会の中を逞しく生き抜いていくことに対し、「薪ストーブ」という優れた道具を提供することで確実に貢献できることが有意義に感じられてなりません)、まるで趣味の道楽のようになっているのですが(その代わりに成約件数は全くというほど追えていません)……

【公開翌日追記;逞しく生き抜くための一例について説明した記事、ご参考に】

mbp-japan.com その道楽が過ぎて、会社が単純に存続の危機に陥りつつありますので、誠に相済みません、主力のオリジナル改良版モデルMD70Kiss、本体価格を従前から約1割、税抜き44万円(税込48万4千円)まで値上げさせて下さいm(__)mぶっちゃけMD70Kissの販売継続も実際いつまでやれるかわかりませんが、これで当面継続することが可能になります。

 なにしろ従前価格は3年前の設定で、当時からただでさえ採算ギリギリの設定でしたので、その後の社会情勢の変化に全く追い付いていなくてですね……

aiken-makiss.hatenablog.com ただし加工を依頼している鉄工所さんなどが絡まず、自分だけで完結できる手数料関係は開業以来の据え置きのままとしております。交通費の実費はまだ値上げ幅少ないとして、これはホントすみませんが煙突価格などはこの3年で鬼のように高くなってしまい、薪ストーブは業界全体で業績不振を極め……そりゃそうでしょう「薪ストーブどころではない」という市況ですから。

 でも、そんな状況だからこそMD70Kissの相対的価値は爆上がりの状況です。何が普通の薪ストーブと違うのかは、3年前の記事に述べさせていただいておりますが、詳しいことは是非直接お問い合わせくださいませ。

 なおこの改訂によらず、本年、2026年中の納品ぶんまでは、従前価格とさせて頂きます。現在、お仕事を進めさせて頂いている皆さまにおかれましては、2026年中の納品完了だけをご念頭に、ご心配ございませんように。

 最も頭が痛い、昨今の社会情勢に関しましては…………どうか、良いご縁を引き寄せて下さいませ。口幅ったいですが、人格・人徳を磨くように日々努力し、明るく生きることが何よりかと存じます。私も経済面で怖くないといえばウソになります。けども、もし単純に資本家の側に回ることを目的化したら、それはおそらく誰か他の人の働きの対価を賢く搾取して生きることに注力するということになるような気がします。

 こんな時代だからこそ、私は誠に恵まれた運とご縁を元手に、自分が働くことの喜び、こんな自分として産まれてきたことの喜びを、意義を、最大限実感できるように日々精進したいと存じます。

 引き続きご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

【公開翌朝追記】

ちょうど、こういう投稿を見掛けました。そうそう、働くというのは、こういうのが良いと思います(笑)