超簡単薪ストーブ調理

当社で販売している薪ストーブで、どんな冬の暮らしが待っているかを紹介しているブログです。  興味を持って頂けましたらぜひお問い合わせ下さい

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とっても美味しくて身体にやさしい焼きリンゴ(笑)の超簡単な作り方

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 えー……寒いです。テレビもWebもロクに見ないで、朝のNHKラジオだけで暮らしているような仕事一色の私ですが、天気予報だけは必要なので、メールで二つのサービスから配信を受けているのですが(けっこう、言うこと違っていて楽しいです(笑))、その一つが、お天気の概況説明でこんなことを書いてあるわけです。

 「無慈悲な寒さが続いていますが」

 ……北朝鮮か??「無慈悲」って……(笑)

 でも、なんか、すごくしっくりきました。私も相変わらず超忙しくて死にそうですが、そんな「無慈悲な寒さが続いている」タイミングだからこそ、調理のブログとして、やっぱりどうしてもお伝えしたことがあって「ここ」に帰ってきました(K様すみません!)。

 こんな無慈悲な寒さに対抗するには、熱燗という手もありますが、やっぱり「甘いもの」だと思うのですね?甘さって、やさしくて、やわらかいじゃないですか。こういう身を切るような厳しい寒風に抗うには、どこまでも、まろやかで、やさしい甘さがいい。

 その点、薪ストーブって、素晴らしい道具でして、まろやかで、やさしいものを作りたい時には、本当にピッタリなのです。ただ、それはそれで、大きな問題がありまして……

 

 美味しいので、ついつい、食べ過ぎてしまって体重が増えがち

 

 ええ、土曜日に、就職後の住まいの相談とか、進路の相談とか、なぜか長女も次女も同時に帰ってきた我が家、やっぱり薪ストーブパーティーです。日曜日もご近所さん呼んでちょっとパーティー。美味しいものって幸せですから。薪ストーブってそんなんばっか(笑)

 そうやって調子に乗ってしまって、食べ過ぎて体重増えるのは要注意です。太ると身体の老化が進みます。だから薪ストーブって考えものの側面はあるのですが……

 でも道具って、要は使いようです。そこに、薪ストーブならではの特徴が、また、ありまして

 

 「命」に真摯に向き合う心が育まれる

 

 燃やす薪も、食べ物も「命」です。頂いた命をいかに無駄にせずに、有効に活かすか、薪ストーブのある暮らしは、自然とそのことを意識するようになります。嬉しいことに、そういう「命」との親和性って、決して私だけの話ではなく

aiken-makiss.hatenablog.com 昨年のイベントにお集り頂いた皆さんもそうでしたし、今年、先日の薪ストーブイベントも、チェンソー体験といいながら、まさに「命を無駄なく活かす」ということが、イベントの最初から最後までのテーマでして、そこに皆さんが、バチっとはまっていたのが、ものすごく印象的で、嬉しかったです(参加頂いた方のレポートを見つけましたら、また報告しようかと思います)。

 で、「命」に真摯に向き合うようになると、何が良いかと言いますと……

 …………

 これ、言ってしまっていいのかどうかわかりませんが、若々しくなります、身体が。

 昨年も、今年も、イベントに参加いただいた皆さん、総じて食べ物とかコーヒーにうるさいというか、こだわりを感じるのですが(提供側でしたので、いい加減なものは出せません。プレッシャーを相当感じつつ(笑))、やっぱりお子さんの年齢などに比して明らかに若いと感じます。

 そういう薪ストーブと親和性の高い人の若々しさといえば、そういえば、こちらに登場されたK様の奥さんですが

www.ai-ken.co.jp この方も、たぶん、世間基準からしたら、とんでもなく「若い」です。ちゃんと歳とってるんですか??みたいな(笑)お料理について、たしか「できるだけ、加工されてしまって、本来の姿から遠くなってしまったものではなく、その生きていた姿に近いものとして食べるようにしている」みたいなことを、おっしゃっていた記憶があります。

 そういえばこれも思い出したのですが、この薪ストーブ事業の初期を救ってくれた、弊社オリジナル「iGブースター」の唯一の動画撮影場所を提供いただいたS様の奥さん、私の「見立て」では10以上若い年齢だとばかり思い込んでいて、あるとき、昔の流行ものだったかな、会話の、ふとした流れから「あら?(笑)私……」と実際の年齢をお聞きして仰け反ったこともありましたね(笑)

 脱線しますが、S様の奥さんからは、こちらのコーヒーを教わりました。これだけ「焙煎したて」、つまり鮮度、鮮度というのは、やはり偶然ではないなと(笑)

www.binchoutan.com

 コーヒーといえば、こちらに触れないわけには参りません。私が紹介する薪ストーブ体験で、皆さん驚愕する美味しさを叩き出す、徹底した焙煎&鮮度へのこだわりとコストパフォーマンス、超お勧めです♪なぜかプレビューが出ないけど

神戸上島義弘ブレンドコーヒー - フレッシュ・フィールド | FRESH FIELD

 そういう私自身も、もうすぐ47歳の誕生日を迎えますが、体重計の「身体年齢」は32歳とか、そんなのを示します。調子がいいと「31歳」も示す場合があって(逆に、悪いと「34歳」とか(笑))、半分は「お世辞」だと捉えていますが、時々、付き合いのある人に実年齢を言ってびっくりされるので、半分くらいは本当なのかなと思います。

  ですので、甘いもの、油と砂糖たっぷりのスィーツ、私も大好きですが、食材の命を活かすには、できるだけ、素材に近い、素材の味がよく引き出されたものがいいな、と常々思うのであります。「命」を大切にして、素材そのものの味を生かすお料理。

 しかし、そこに、この「無慈悲な寒さ」です!!

 寒いときは焼き芋ですが、それよりも、もっと、こう、マイルドでやわらかくて……といえば、ジューシーさが加味された「焼きリンゴ」でしょう!!薪ストーブの「基本メニュー」の一つです。

 しかし、やっぱり普段はやらないのは「命」に対する感覚、私、リンゴにこそ「こだわり」がありまして……美味いリンゴとそうでないリンゴの差は本当に激しいと思っています。「リンゴ」としてパッと見は同じようで、これ以上に差のある「怖い」食べ物はありません。

 では、私がどんなリンゴを選ぶかと言えば、生鮮野菜のサラダよろしく、張りがあって、パリッパリのリンゴ!!包丁を入れると、パキパキいうような新鮮なやつです。やっぱり美味しいですから。コーヒーもそうですが鮮度大事。別物です。当然皮ごと頂きます。

 目立てとコスパの鬼の私、主に、そういうリンゴしか買わないので、妻がたまに買ってくれる安売り品とか、実家からのもらいものとかを除けば、こんな「生で食べてこそ」のリンゴを、加熱してしまうというのは、どうにも抵抗があると言いますか……

 でも、この何度も言いますが、この「無慈悲な寒さ」です!!薪ケチケチ生活の我が家、そんなガンガン焚くわけではなく、基本的に慎ましく暮らしているので、そこにサラダのようなパリッパリのリンゴは、やっぱり「辛い」。そこで覚悟を決めて、心を鬼にして(?)焼きリンゴを作ることにしました。

 前置き、超長いですが、ここからは超簡単です(笑)用意するもの、美味しいリンゴ。そのまま食べて充分美味しいくらいのやつ。

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 ……ちょっと勿体ない気もしますが(値段ではなく。値段は、目利きの私、超お得しか買わないので、1個あたり、たしか100円しなかったです)、それなりに長く置いてしまっていたので、鮮度としてはちょっと落ちたかな、ですから、生で食べなくても、まあ、しょうがないな、と状況を正当化!!(笑)

 ただ、生で食べて充分美味しいくらいのリンゴなので、中にバターとか、砂糖とか、何もつめません。そして、せっかくの薪ストーブなのに、アルミホイルで包むとか、やっぱり「とんでもない」です(笑)私のアルミホイルについての考えは、このあたりに詳しく書きました。

aiken-makiss.hatenablog.com ですので、遠赤外線であぶって、皮から美味しく頂きたいのですが、熾火で直接炙るには、焼き芋よりも、さらに難度が高すぎる(表面ばかり焦げて、しかも、中が火が通る前に、熾火が弱くなってしまう。薪の木の種類にもよりますが)。そのあたりは「料理の味は調理器具次第」がテーマの当ブログ、知恵と工夫です。その状況下でも「炎の熱」を遠赤外線に効率よく変える調理器具さえあれば……

aiken-makiss.hatenablog.com で、炉内調理といえば、こちらの記事に取り上げました「超耐熱セラミック」の出番です。その遠赤外線効果によって、薪ストーブオフシーズンで、薪ストーブ(当然、アルミホイルなし)に負けないくらい美味しい焼き芋がやけることは、私としては立証済みですので、お勧めです♪そんな「超耐熱セラミック」の素晴らしさについては、こちらの記事あたりで解説しています。長い記事ですが(笑)。

aiken-makiss.hatenablog.com そういうわけで、寒かろうが忙しかろうが、能書きがとっても長いのが、当ブログの特徴ですが、超耐熱セラミック鍋のエース「トーセラム」があれば、成功間違いなし(笑)ということで!!

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 五徳をセットし、鍋が載せやすいように網を乗せて(滑らせて載せる、炎の上がる炉内での鍋のハンドリングはすごく危険な作業なので)、炎が具合よく上がっていると強火力状態、「ヒートシールド」なしに、そのまま食材入れたら、あっという間に焦げて燃えて終わり、という状態の高温の炉内に……

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 「トーセラム」さん、お願いします!!いっけぇぇぇ!!!ということで、丸ごとリンゴをただ入れただけの(網で浮かせます)、超簡単焼きリンゴを仕掛けます。炎に包まれる鍋と

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  ネコが暖まっていたり、原木シイタケを焼いていたり、超簡単ピザを焼いていたりする、我が家のいつもの薪ストーブの風景、一台何役も(笑)

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 ちなみに、超簡単ピザについては、こちらです(笑)最近の記事ですね。

aiken-makiss.hatenablog.com

 ピザが先に焼けて、待つこと12分、ここは感覚でした。生のお肉なら7分もやれば火が通るくらいなので、リンゴだし、網で浮かせているので、もうちょっと時間を取ってみました。煤けた「トーセラム」ですが……

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 中からは、甘く、美味しそうな匂いの蒸気が上がっています!砂糖も何もいれていないのに、焦げた砂糖の甘い匂いです♪

youtu.be 薪ストーブの強力な炎の熱を、「ヒートシールド」しながら、遠赤外線に変換して、素材の味をこの上なく活かす形で、ただ焼いてみた丸ごとリンゴ、果たしてどうなったか?!

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 期待に違わず、超美味しそうです♪切ってみると、こんな感じでした。

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 ちょっと、12分ではさすがに短かったようです。芯の周辺だけが、ちゃんと温かいのですが、ちょっと火の通りが甘い、透明ではない感じで残っていて、その部分はその部分でかなり美味しかったですが、遠赤外線で充分火が通った、皮や、透明になっている部分の、この上なくマイルドでやわらかい甘さときたら……!!

 お砂糖とか本当に何も要らない、「このリンゴの」本来の甘さです。取り合いになるくらいの美味しさは、もとのリンゴが優秀だったからこそだと思うのですが(リンゴの直下の鍋底に焦げ付いている糖分も、それを物語っています)……

 これなら、いいかな、と。リンゴを一生懸命育ててくれた農家さん、その「命」の扱いとして、許してくれるかなと。寒いからこそ、身体が本当に求める「やさしい味」。リンゴにこだわりまくる私、滅多にやりませんが、あまりに美味しかったので、またやってみたいと思います。

 そういうわけで、この状況ならではの、ちょっと「贅沢メニュー」(気持ちとして(笑))でした。「無慈悲な寒さ」に打ち勝って、なおかつ、身体を若々しく健康に保つ薪ストーブ、そういうことに感度の高いあなたにこそ、やっぱり、他に代えがたい価値として、お勧めしたいなと思っています。

 では、くれぐれもお身体を大切に、お元気にお過ごしください。私も、忙しさに死にそうではありますが負けずに頑張ります!

 それでは、また!!