超簡単薪ストーブ調理

当社で販売している薪ストーブで、どんな冬の暮らしが待っているかを紹介しているブログです。  興味を持って頂けましたらぜひお問い合わせ下さい

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【薪ストーブの煙のこと】製品として「〇〇分で無煙達成」とかには意味がない、と、思いつつ……

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 「簡単で美味しい~~♪」と、薪ストーブで楽しく暮らすだけでなく、一応、薪ストーブのプロとしてもお仕事している私ですが、最近は「薪ストーブの選び方について、今一度考えましょう」という提案をしているところです。

www.aikenmakiss.com

 このような提案をする以上「じゃあ貴方はどうなのか??」という声に証拠を添えて応えなければならないですし、旧愛研時代からの「伝統の動画」でも


「無煙薪ストーブ」モキ製作所MD80Ⅱは実際にどのくらい煙が出るのか??(立ち上げの様子実録)

 こちらのコメント欄で、こんなご意見も頂戴してしまいました。皆さんが、この種の動画を、いかに真剣に視ているか。

時間帯を考えて明るい映像をお願いします。出来れば外と内と二画面表示を。

 そういうわけで「無煙薪ストーブ」を掲げるモキ製作所だけを専門に扱う公式代理店として全国で売りまくっている弊社としても、絶対に外すことのできない「薪ストーブの煙の動画」、このたび改めて公開するに至ったのですが……この動画公開プロジェクトを進めながらつくづく思ったのは

 

無煙状態に出来ますよ、という製品紹介そのものには、あまり大きな意味はない。

 

 すなわち「やろうと思えば出来ますよ」ということ自体には、本質的にはあまり意味はない、ということです。じゃあ、何が意味があるか?といいますと

 

普段の暮らしで煙がちゃんとご近所さんがストレスを感じない程度に収まっているか??

 

 これが、一番、大切なことなんですよね……少なくとも、薪ストーブ云々というよりも「人としてどうか??」というレベルで自らを貶めていると思うのです、ご近所さんにこんな思いをさせていては……恨み買ってまでやるもんじゃないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ここ最近のもの」でも、ちょっと探せば、こんなに出てきます。常識的に考えて山奥の一軒家なら何の問題もないけど、市街地や住宅密集地で薪ストーブを使うのであれば、当然「普段の暮らしの中で」煙について対処出来ていなければなりません。法律だとかじゃなく、人として。

 薪ストーブが本当に難しいところがあるとすれば、どんな高性能薪ストーブでも、ご近所さんに煙でストレスを与えることが「簡単に出来てしまう」のです。要するに「その人次第」。

 そんな不確実で厳しい現実の中で「こうすれば、無煙になります、どうでしょう??」とやる動画に、どれほどの意味があろうか……と、思いつつ、やってしまいましたorz

 動画の中でもしゃべってますが、できるだけ早く無煙を達成しようとするには、できるだけ早く温度を上げる必要があります。その時って逆に短時間ではありますが、濃い煙が出るわけです。省燃費が命な実際の私は、短時間でも濃い煙は嫌いなので、煙を薄くしながら、細々と焚くのが主義でして……

 そもそもガンガンに焚けば、そりゃ、すぐに無煙にもできます。けど普段、できるだけラクに暮らしたいので薪を最小限にして暮らしているので、「いつもガンガンに焚く」とか無理です。だから、そんな動画は出したくなかったのですが……

 なにしろ弊社、最初に述べましたがモキ製作所さんというメーカーの看板背負った「公式代理店」です。「公式代理店」が、メーカーが「無煙薪ストーブ」って謳っている以上、その製品(改造版とはいえ)を使って、煙が消えない動画出すのは背信行為なみの裏切りだと思います。「実際には煙が消えない」そこだけ公式記録として残りますからね……

 そこで日和ったというか「有意義でありたい」という信条と、メーカーの公式代理店という建前つまり「こうすれば、無煙になります、どうでしょう??」動画との中間を取って、撮影時間内に無煙にはならないかもしれないけど、メーカーに申し開きできる程度の煙になることを期待して動画撮影に臨んだというわけです。

 「普通の人でも、その気にさえなれば、実際に、この程度で暮らせる」範囲内を守ったのが、このブログを書いている自分自身としての最後の良心というところです……苦悩しました。

 そのようなネタばらしを踏まえて、薪ストーブの導入を考えていらっしゃる方には、ぜひお願いしたいのです。私を含め、メーカー側、販売側の言うことを鵜呑みにしてはダメです。メーカー側、販売側の出す情報を、上手に読み解いて頂きたいのです。

 とりわけ市街地、住宅密集地で、薪ストーブを使って暮らしたいと思っているなら、考えて頂きたいのは、次の一点に尽きます。

 

煙を少なくしようと思った時に、どうやれば、どこまで煙を減らせるのか?煙がオッケーなレベルだとしても、その実現のための努力は、本当に、それをやりながら暮らしていける範囲内なのか??

 

 薪ストーブを選ぶ際に、メーカー側、販売側の出す情報でも、そこだけは重要な意味があります。本体の性能によっては、そもそもご近所さんがストレスを感じない程度の煙の少なさに「どうしても」できない場合があります。あるいは、とても普段の暮らしでは実行できない努力をしなければ、無煙にならない製品もあります。

 ご近所さんの手前、実際に煙はどうなのか?やってみないとわからない、これが正直なところです。努力次第で煙が減らせるといっても、その努力量と煙の量は、ご自身の普段の暮らしの中で、実現可能なところでバランスできなければなりません。

 ですから、ぜひこの部分の情報収集とご判断は慎重に、慎重に。一番良いのは、やはり実際の暮らしでの煙の状況を現地で見せてもらうことです。弊社でも、実際に訪問頂いた方には、実際の暮らしの焚き方でご案内しております。

 あと申し上げたいのは、「質より量」でガンガンに焚くなら、モキ製作所の薪ストーブであれば、薪の乾燥状態にそれほど気を使わなくても無煙にはできます。けど、私のようにできるだけ少ない薪で暮らしたいのなら、そこでご近所さんに折り合いをちゃんとつけたいなら、薪の乾燥は「命」です。

  薪の乾燥は本当に難しくて、短い期間でも可能である一方で、相当のノウハウや工夫も要ります。どこまで乾燥すれば良いのか?も含めて、薪ストーブのある暮らしを実際に成立させるために必要なことは、ひたすら

 

薪ストーブで暮らし始めたら、実際にどのくらい煙が出ているのか、いつも気に掛ける

 

 ご自身の薪の状況なんて実際いつも変わりますし、燃やし方だっていつも変わります。その中で、煙は、案外少なかったり、案外多かったり、様々に変化します。それを出来るだけ詳しく把握して、「煙のコントロール」に生かしていくこと。薪の準備から燃やし方まで、全部、つながってますから……

 私は、普段、自分がいつも煙を出しながら暮らしていることを、良く知っています(知っているつもり、というべきでしょうね……)。だから、動画でも、ノウハウ持ってますから煙が少なくなるように準備はしたものの、これまでの経験から考えれば、てっきり煙は出ているだろうなと思いながら……動画見て、本人もびっくり(笑)いやMD70Kiss、想像以上に優秀です!


楽しく暮らせる薪ストーブの選び方;ポイント5つ ②煙が充分少ないこと

 ちなみにノウハウを言えば、ポイントはやはり「焚き付け」です。動画では、スギは割ってから1年以上経って無茶苦茶よく乾燥したものを細割にして使っています。スギ、ヒノキ、ホワイトパイン等の端材で良いので、普通の人でも、その気になって探しさえすれば、このレベルに燃えやすいものも手に入るはず。

 一方で、炎を保つための広葉樹は、私の普通の暮らしそのまんま、具体的にはこちらで調製した、割ってから9か月程度のもの(期間の後半はギュウギュウ積みで雨に濡らさないように気を付けただけのもの)です(笑)


10週間で乾かす薪は、如何にして作られるか??

 ともかく偉そうなこと言って、普段は、こんな「無煙運転」やってないって、何よりの証拠です(笑)煙が許容範囲内か??いつもビクビクしながら(近隣にお届け品とか、ご機嫌を伺うコミュニケーションは欠かせません)、自分がラクに暮らすために煙を出し続けている悪人が私です。

【追記2020年1月5日;「しみったれた(ケチケチの)焚き付け」でゆっくり立ち上げるユーザーとしての我が家では、YouTubeでの動画よりも薄い煙が、立ち上げから20分程度は出続けて、30分もすれば消えているかなという感じです。薪はかなり乾燥していますが、わずかでも乾燥が甘いと、煙はもっと濃くなり、消えるまでの時間もかかります。】

 ですので、本当は、自分で出しておいてなんですがYouTubeの「薪ストーブの煙」の動画なんて、そのものには大きな意味はないんですよ。真剣に視る意味もないです。実際に使っている現場に足を運ぶのが一番。助手として字幕を担当した娘が正しいのです。

 どういうことかと申しますと、この動画編集のテイク1は、冒頭写真の鳥をネタに上手に使ったりした、もっと楽しい動画だったのです。私は「皆さん真剣に視に来るので、邪魔しないで!」と一蹴したのですが、暮らしも、動画も、楽しいことが一番です、本当は。大切なことは「人間関係」これに尽きます。

 けどまあ、実際に生きていくためには、こういう「スペック的なこと」「堅苦しいこと」(建前とか)も必要だと、そういうことでございました、今回の動画。本質的には人格、人徳、そしてユーモアが大切でございます。私などまだまだまだまだ、一生、ずっと修養でございましょうm(__)m

 せめて、最も本音ベースで書いている、このブログくらい、お楽しみ頂けるといいなぁと思います。人生、お互いに頑張りましょうね(笑)

 それでは、また。寒いし忙しいですが、お身体には気を付けて、お元気で。