超簡単薪ストーブ調理

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秋だ!サンマだ!薪ストーブで美味しく頂こう!!ついでに……【その6】「分かち合える喜びの多さを決める、薪ストーブの三つの価値」

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 良く晴れた秋の休日の思い付きから始まった、動画による「薪ストーブのある暮らし紹介」シリーズ、今回がいよいよ最終回、要するに「まとめ」です。

 前回は、メインのサンマを焼いたついでに、美味しいけど高くて普段は買えない(ごめんなさい)「タカキベーカリー」のパンが半額だったので買って冷凍してあったやつを、ここぞとばかりに焼きますという、我が家の生活感丸だしなところまで紹介しました(笑)

aiken-makiss.hatenablog.com で、果たして、最後のパンは、無事に焼けたのか?アカマツ1.5キロだけを使って、思い付きで炊いた薪ストーブは、結局のところ、どれほどの成果を私たち家族に与えてくれたのか?

 


秋だ!サンマだ!薪ストーブで美味しく頂こう!!ついでに……【その6】「分かち合える喜びの多さを決める、薪ストーブの三つの価値」

 このように、パンも無事(?)焼けて、突然の思い付きで始まった、薪ストーブによるサンマ焼き&動画撮影も無事に終了して、このあと我が家、秋の休日の夕方の通常進行に戻ったわけですが……

 家族からすれば、実際のところ大迷惑だったわけです(笑)なにしろ、リビングは、我が家のメインの空間、そこで動画撮影してるから、動けないとか音出せないとか。仕事とはいえ、ブーイングの嵐です。

 しかし!!私が言いたいのは、薪ストーブの威力半端ない、ということ。

 不機嫌だった妻も、冒頭写真ですが、決して綺麗とは言えない、身が崩れたサンマを一口食べて、ボソッと一言。

「……やっぱり、薪ストーブで焼いたサンマ、すごく美味しい……」

 休日に突然仕事を持ち込んでしまって、妻には申し訳なかったですが、私も、この一言と、本当に美味しそうにサンマを食べる様子に救われました。

 自信持って言いますが、薪ストーブで「強火の遠火」で焼いたサンマって、火力がつい乏しくなりがちな七輪とか、少なくともガスレンジで焼いたサンマと比べたら、もう、別物というほど美味しい。表面は焦げたり崩れたりしても、中身はレア的なジューシーさといいますか、生サンマ本来の旨みがきれいに出ます。

 子供たちにも、チキンステーキは、やっぱり大好評、なんでもない超安い鶏モモ肉ムネ肉(動画のみならず、何度も間違ってすみません、イヤ、本当に、出来上がりのイメージがモモ肉そのものでして……(笑))が、超ご馳走に変身です。

 パンは、結果的に私の楽しみになりましたが(もともと半額で買っておいたの私ですし)、やっぱりオーブントースターで焼くよりも格段に美味しいし、なにより凍ってカチコチだった「お買い得品」が、光熱費ゼロで、全然遜色なく美味しくよみがえるっていうのは、それ自体が快感です(笑)

 私、薪ストーブに出会って、それを自分の人生を賭けた仕事にしちゃうまでに至ったわけですが、どうしてかというと、薪ストーブが生み出す、この圧倒的な喜びが半端ないからなんですよね。しかも、その喜びって、皆で「分かち合える」のですよ。

 この「分かち合う」という観点から、私は、薪ストーブというものが「どうなの?」と考えるときに、皆で分かち合える価値というか、有用な薪ストーブが持っていなければならない三つの価値があると思うのですよ。ちょっと、それぞれ解説しますね?

 

薪ストーブ第一の価値;上質な暖かさが充分に供給されること

 煙とか「後ろ側」の話を除いて、薪ストーブの失敗があるとき、最大の期待外れが「暖かくない」。遠赤外線によるポカポカ暖房だって、自分一人だけ暖かければ良いなら別に火鉢だって良いわけですよね??

 そういう意味で、薪ストーブである以上、もう、圧倒的に暖かくなくちゃいけない、炎の見えるガラス窓の前の人だけ暖かいとか論外で、その空間にいる人全員がポカポカとした上質の暖かさ味わえないと、分かち合うという価値がないじゃん、と思うのです。

 

薪ストーブ第二の価値;美味しいものが次々と繰り出せること

 今回のサンマシリーズは、まさに「ここ」だったわけですが、薪ストーブ何が良いかといったとき、美味しいものが次々と繰り出せたら、それって、皆が文句なしに幸せになれるのですよね?

 やっぱり、人間って生き物ですから、暖かくなって落ち着いたらら、美味しい食べ物が何よりの幸せです。この幸せを大切な家族や友人と共有できるというのが薪ストーブの価値で、ここが弱いと、やっぱり喜びの総量は大きく減ってしまうと思うのです。

 

薪ストーブ第三の価値;それがあること自体で豊かな気分が味わえること

 薪ストーブって、やっぱり「炎」そのものにも大きな価値があります。そこに薪ストーブがあって、穏やかに揺らめく炎があるというのは、これまた不思議なことに、人をとても豊かな気分にしてくれます。

 薪ストーブの存在感が持つリッチさ、揺らめく炎のそばで、ゆったり過ごすという贅沢な時間を、大切な家族や友人と共有できるという、それだけでも、やっぱり薪ストーブを導入するに至る大きな価値だと思います。

 

 以上が私が考える薪ストーブの三つの価値なんですが、私が、このブログを通して、この事業を通して、ひたすら訴えているのは、この三つの価値をいかに、確実に、合理的に、手間なく実現させるか、ということ。

 それは、実際に薪ストーブを使い始めて「あらら~?!」となる各種の問題にどう対処するか、ということで、煙の問題から、薪の準備、普段の焚き付けのやりやすさ、そして煙突掃除を含めたメンテナンスなど、いろいろありますが、それは一言で言えば、こういう問いかけに尽きます。

 その薪ストーブは「実際に使いやすい」かどうか?

 私は、この薪ストーブの三つの価値を、ユーザーさんに、確実に、合理的に、手間なく実現していただくのが薪ストーブのプロとして期待されることの本質であると考えているので、この「実際に使いやすい」ことを何よりも重視しているわけです。特に薪の準備が大変だと実感していて、それが「アカマツ1.5キロ」に、ひたすらこだわった今回の一連の動画の正体です。

 この「ネタばらし」を、最終回「その6」にしようと思っていたら、すでに前回の「その5」のコメント欄で、ガヤさんにこれ以上なく的確に総括されてしまいました(笑)「ガヤさん」とは、当ブログの以前からの読者さんならご存知だと思いますが、こちらのブログを書かれている方です(もうそろそろ、ブログ全体のアイキャッチ画像、作りましょうよ…ガヤさん(笑)「設定―詳細設定―アイキャッチ画像」からアップロードです)。

kanaya.hatenablog.com

 人呼んで、といいますか、私がガヤさんを勝手に呼ぶに「総括の魔術師」。言いたかったことを本人以上に的確にまとめて表現してしまう能力は、今回に始まったものではありません。コメント頂いたのにコメントで言及しなかった代わりに、ここで脱帽しつつ言及いたします。お見事です。

 

 そういうわけで、ガヤさんの前回コメントをもって、本シリーズは「おしまい」になるわけですが(笑)せっかくの最終回、いろいろと名残惜しいので、もう少しお付き合い頂いても良かったでしょうか?

 さて、ブログの書き手としてのガヤさん、つまり他人様のことに触れたついでに、薪ストーブのプロとしての私が、他人様のことで、どうにも疑問に思うことに触れますと……

 どうして、巷の薪ストーブ屋さんは、薪ストーブメーカーや本体について「なんでもご希望の機種を」とか「一長一短、好みの問題ですね」とか、「無責任」なことを言うのでしょうか??

 だって、薪ストーブを使ったことのない方に、どの薪ストーブが「実際に使いやすい」かなんて、絶対にわからないじゃないですか。

 とりわけ、実際に必要となるメンテナンスの場面において分解がしやすいとか、部品の一つ一つが耐久性が高くて組み立ての精度が良くてより長年確実に性能が発揮できるとか、日々の焚き付けがやりやすいとか、真の意味での耐久性、つまり燃料を選ばなくて済むとか、そんなの「プロ」でないと絶対にわかりません。

 多少なりとも「中の人」になってわかるのは、薪ストーブメーカーや本体には「ものすごい差がある」ということ。同じ程度に「薪ストーブの三つの価値」を取り出すにしても、それをいかに確実に、手間なく、合理的に実現させるかという「実際の使いやすさ」には、ものすごい差があります。

 薪ストーブのプロとしての私が、最後に学んだのは「北海道大学大学院 地球環境科学研究科 地圏環境科学専攻 地球環境変遷学講座」ということろです。地球環境が具体的にどのように変化してきたかを学び、森林インストラクターの資格を独学で取得するくらいの筋金入りの「環境原理主義者」が私です。

 その私が、薪ストーブ本体を提供するのに最も大切な「使いやすさ」として考えるのは「環境の産物であると同時に、環境を左右もしている生き物の命を、種類においても量においても、いかに有効に使えるか」、詳しい解説はガヤさんの前回のコメントで、早い話「薪が実際に少なくて済むこと」です。

 なおこの薪が少なくて済むことの重視は、ユーザーとしての薪の「準備」が大変という実感や、何につけても準備が苦手で、行き当たりばったりの思い付きが大好きという個人的性格によっても、強固に裏付けられてしまうのですが……(笑)

 ともかく「幅広いユーザーの希望に沿うために、他の選択肢も考えてはどうか?」と言われ続けてなお、「薪ストーブの三つの価値」を提供することこそがプロとしての第一任務と考える私が扱うのは、「薪が実際に少なくて済む」という面で、圧倒的な優位性を誇る「モキ製作所」一択です。

 ついでに本体のメンテナンスが事実上不要なのもモキ製作所だけですので、性格上、人一倍面倒くさがりな私は、そこでもモキ製作所一択です(笑)

  でも、もし私に「薪が少なくて済む」ことに、そこまでの「こだわり」がなければ、あるいは、上で述べた「薪ストーブ第三の価値」を最重視するなら、私は、迷うことなく「ドブレ」というメーカーをイチ押しで扱います。

 「炎のゆらめきをゆったりと楽しむ」という「炎の鑑賞装置」ということに関しては、モキ製作所の薪ストーブは確かに「苦手」でして、弊社、そこを「iGブースター」によって大きく改善し、ドブレにも負けないと思っておりますが、本体のデザイン、存在感を最重視すれば、ドブレには到底敵いません。

 私は別にドブレの回し者でもなんでもありませんが、「中の人」として見聞きする限り、薪ストーブメーカーや本体ごとの「実際の使いやすさ」に、これほどはっきりと差がある中で、「薪ストーブの三つの価値」をより確実に、手間なく、合理的にユーザーさんに届けるのがプロとするなら、「なんでもご希望の機種を」というのは、ちょっと、筋が通らないのではないか??という疑問があるのです。

 薪ストーブのプロとして「推奨」をはっきりと掲げて、それでもなおお客さんが「どうしても別の機種を」と望むなら、わかりますが……最初から「なんでも扱います」というのは……

 今、ちょうど選挙ですが、政治家が「なんでもやります」みたいな玉虫色の政策を掲げるようなもので、ああ、当選したい(売りたい)だけで、プロとしての中身は何にもないんだな、とか、私なんか、思っちゃうのですけど……どうなんでしょうねぇ??(笑)

 まあ、実際のところ、「薪ストーブ本体入れ替え案件」は色々ありまして、某超有名老舗メーカーさんからとか、某皇室御用達メーカさんからとか、モキ製作所への本体入れ替え事例は、全国では山のようにありまして、私のような新参ですら直接経験があるくらいですが、ドブレからの入れ替えは、ないんじゃないかな?……とか。

 ともあれ、私が今のところ唯一、勝手にライバルとして設定しているのがドブレです。薪の量では絶対に負けませんが。

 こういう「ドブレ」礼賛は、なんの根拠もない、私が薪ストーブ全般について「あまりにも知らないからだ」と言えば、そうかもしれませんので、ここまでで置いておくとして、ちなみに、本体入れ替えの話から、さらに脱線すれば、逆に、モキ製作所から「ノザキ」への本体入れ替えなんて話も聴いたことあります。

 でも、そんな本体入れ替え話は、私に言わせれば性能に問題があるのではなく、「炎の鑑賞装置」ということに関してはモキ製作所の薪ストーブは燃やし方に相当なコツというか腕前が要ることを、ちゃんと説明できない、フォローできない販売体制(マージン設定も含めて)に問題があるわけで、昨日も、メーカーであるモキ製作所の担当者と打ち合わせしたときに、散々申し上げたのですが……

 

 以上、薪ストーブ設置販売を手掛けるプロとして思うこと、ということで、動画とは直接的には関係なさそうなこともずいぶん言ってしまいましたが、まとめますと、

 「分かち合える喜びの多さ」こそが、薪ストーブの価値であって、それを実現するための薪ストーブとしては「できるだけ使いやすいもの」を選んだ方が良い

と思います、ということで(笑)

 北海道産生サンマに出会った休日の思い付き、アカマツ1.5キロだけを使って、サンマだけでなく、チキンステーキも、冷凍してあったパンも、とっても美味しく焼けました♪というご紹介シリーズは、これでおしまいです。

 もうすぐ本格的な薪ストーブシーズンですが、昨日申し上げましたように、本ブログ、どうなるかわかりませんが、また何らかの形で更新はしていきたいと考えておりますので、今後ともお付き合い下さいますととても嬉しいです♪

 それでは、また。お会いできるのを楽しみにしております。どうぞお元気で!!