超簡単薪ストーブ調理

当社で販売している薪ストーブで、どんな冬の暮らしが待っているかを紹介しているブログです。  興味を持って頂けましたらぜひお問い合わせ下さい

※各記事の画像は選択後、右クリック「画像だけを表示」でオリジナルサイズで表示できます

「生の炎」を暮らしの中に取り入れてみるということ

f:id:aiken_makiss:20211109212825j:plain

 気持ちいい気候が続きましたよね?!いかがお過ごしでしたか??

 秋といえば収穫の秋!食欲の秋!!……といきたいところですが、我が家では、その前に、あるいは同時進行的にやらなければならないことがありまして。

f:id:aiken_makiss:20211109213116j:plain

 1,000戸にもなるだろう、巨大開発プロジェクトによる住宅地の中で……ええ、自信あります。我が家がチャンピオンですね!庭木としてのバイオマス蓄積量は!!はっきりいって威容を誇るというよりも、呆れられております。たぶん、かなりの有名宅……orz

 夏のある日の写真が↑こんな感じですが……しかも、これが、ほぼ全て落葉樹なんですよね?さあ!これが!!秋になるとどうなるか?!!

f:id:aiken_makiss:20211109213652j:plain

 ようやく、煙突が見えるようになってきました。

f:id:aiken_makiss:20211109213751j:plain

 木に登る、今年春生まれの新入りネコ(雨の森の中で母親とはぐれてみゃーみゃー鳴いていたのを保護してウチの子になったので、みゃーって呼んでます)。

f:id:aiken_makiss:20211109214010j:plain

 犬山大屋家始まって以来の我が家の庭の森を、初めて完璧に立体的に利用する住民の登場です!

f:id:aiken_makiss:20211109214741j:plain

 地面に降りては

f:id:aiken_makiss:20211109214314j:plain

 また登り……という調子で駆け回っています。

f:id:aiken_makiss:20211109214422j:plain

 一方、我が家の先住ネコ、しまねこは、歳も歳ですから(2003年生まれ)、みゃーに圧倒されっぱなしで心配ですが、秋の穏やかな日は、しまねこも庭で平和に佇んでいます。

 そんな具合に、居ながらにして秋の風情満載でいいわねぇ……とか、言っている場合でもなかったりします。

f:id:aiken_makiss:20211109215123j:plain

 落ち葉掃除に「明け暮れる」という表現が、ちょっと正しいかも……先の週末も2日間くらいかけて掃き集めました。

f:id:aiken_makiss:20211109215259j:plain

 大量の落ち葉も、みゃーにかかれば……なんというか「マイアイテム」です。私はこの新入りネコに振り回されっぱなしですorz 眺めているだけだったら、とっても楽しいのですけどね……

f:id:aiken_makiss:20211109220159j:plain

 ……どーすんだよ?これ……というくらい大量の落ち葉ですが!もちろん!!勝算があってやっているわけです!!!すなわち

 なおポイントは「雨に濡れていない、乾いているうちに!」ということです。少しでも濡れてしまうと、いくら「なんでも燃やせる」優れた薪ストーブがあっても、燃料としての利用はちょっと無理です。煙ばかりで燃えないと思います。私でも素直に都市ごみに出さざるを得ないです……

 薪ストーブにも色々ありますが、弊社で扱っている「MD70Kiss」は、ものすごく優れた道具です。理由は二つ。

  1. 生の炎を「贅沢品」や「嗜好品」としてではなく、普段の暮らしの中に自然に取り入れることができる。そんなことは山奥でもなければできなかったが、住宅地でも可能になった。
  2. 応用幅と輻射熱の活用法のバリエーションがすさまじく広いため、炎を日常的に扱う機会を得ることと相まって、クオリティとして素晴らしいアウトプット(暖かさ、食べ物の美味しさ)が暮らしの中で得られるようになった。

 言い換えると「生の炎」のポテンシャルと、何より2.を可能にする「人間そのもの」のポテンシャルが存分に発揮されるというわけです。

 人間という生き物の一種が、炎を扱うことによって「特別な存在」になったとすれば、これは「人間回帰」そのものといえる働きだろうと思うのです。生き物としての人間は、その備えられている潜在能力を開放させてこそ、人間としての生、すなわち人生を充実させることができるのではないかと。

 そのための有効な道具である「MD70Kiss」の欠点は、暮らしの中の実用品にしては随分高価なこと(煙突プランにもよりますが、インテリアとして成立する贅沢品的な薪ストーブとあまり変わらないお値段がします)、それから、使い手にも一定の知性と(燃料を乾燥させることの重要性と方法論その他)訓練(炎を扱う腕前)を要求するということです。

 でも、考えてみていただきたいのですが、音楽を自分で奏でることを愉しむための道具として「ヴァイオリン」という楽器はどうでしょう?高価ですし、そもそも、かなりの訓練を要します。

 それでもヴァイオリンが脈々と受け継がれ、人によっては「日常的に」愉しまれているのは、そのポテンシャル、すなわち奏でられる音が「ヴァイオリンでなければ……!」という素晴らしい音色や高度な表現を伴うものであると同時に、人の心に、人間修練に、深く影響する「学び」のようなものがあるから。

 私自身も器楽奏者の端くれですが(トロンボーンという、陽気だったり荒くれ的な金管楽器ですけどね(笑))

youtu.be薪ストーブというのは、音楽を生涯続けているのと同じか、実利としては間違いなくそれ以上のアウトプット(贅沢と共に人間回帰)があると、つくづく感じています。

 ずいぶん大層な物言いですが「生の炎が自然に取り入れられている暮らし」というのは、単純に言えば、大変ですけど、ポカポカ過剰なまでに暖かく、何より美味しいですよ?ちょっと(?)長いですけど!そのあたりはこちらの動画にまとめてみました!!

youtu.be とても長いですが(笑)炎のある暮らしのレポートの一つとして、お楽しみいただけると嬉しいです!!

 ……でも、本当に申し上げたいのは、このブログに書いてきたような「暮らし全体の流れ」なのです。工学部出身のくせに、森にあこがれて、森林インストラクターの資格を独学取得するまでに至った私は、庭を森のようにすることが、暮らしの夢でした。

 でもその時、もしも「生の炎」がなければ、剪定枝も、落ち葉も、とても憂鬱な問題になってしまっていたでしょう。けれども「生の炎」って、やっぱり偉大です。その扱いを良くした優れた道具(MD70Kissという薪ストーブ)があれば、ちょっと知恵を絞りさえすれば、逆に素晴らしい価値をもたらしてくれます。

 これらのプロセス全体、プロセスそのものが「元気をくれる」と申しますか……生の炎の偉大さ、シイタケの素晴らしさ、干物の美味しさ……それらに出会える人生の幸運、ご縁への感謝と申しますか……

 私の事業上の宣伝文句は「冷蔵庫、洗濯機、薪ストーブ」です。特に扱いの主軸がMD70Kissになってからのユーザーさんは、この宣伝文句を実際にお聞きになっていると思いますし、また、そういう「暮らし」そのものを大切になさる指向性が強まっていることは、私としても幸せに感じております。

 人生全体のクオリティが、ありふれた毎日の暮らしの一部として「生の炎」をごく自然に取り入れることを可能にする生活道具を中心にして、しかし、劇的に向上するわけです。そんな生活道具は、なかなかないと思います。

 商売上は「特別感のある、贅沢な趣味」としてカテゴライズしたほうが、絶対に有利なんですよ?(笑)何より高く売れますから。けど、私は、できるだけ多くの人に、人生全体のクオリティを向上させて欲しいと願っていますから「冷蔵庫、洗濯機、薪ストーブ」という宣伝文句で、出来るだけ高くない値段で提供を続けます。

 ……けっこう、良心的な薪ストーブ屋でしょう??「自分で言うな」って感じですが!(笑)もともと私は、そんなに「いい人」なんかではなかったのですが、これも「生の炎」を、暮らしの中に取り入れた成果なのかもしれませんねぇ……

 そういうわけで、肝心の料理(?)は、動画の中だけで解説するという、ヘンなブログとなりました。というか、久々に動画編集してみて、まー、忘れているもんだから、大変で大変で(笑)

 それ以上に、本当に大変な時代だと私は思います。そんな時代だからこそ、日々の暮らしは大切に大切になさって下さいね?そのためのお話を、また折に触れてさせていただければと思っております。

 ともかくお風邪など召されませんよう、お元気で!!それでは、また。