(写真は前夜、鶏もも肉照り焼きと、じゃがバター、お味噌汁を作っている薪ストーブ。ちょっとしたパーティーメニューのあと、私は「会社辞めます」ブログ
の内容を追加更新するために夜遅くまで起きていました。この朝は寝坊して6時45分起床。暗い室内で薪ストーブに火を点けているところに、リビングにやってきた、長女※前の春に、大学卒業※)
「おはよー。寒いね。」
(私、薪ストーブシーズン終盤で、あまり良い焚き付けがなくて炎を大きくするのに内心苦戦しながら)
「おはよう。今、つけてるから、ちょっと待ってね?」
(長女、カーテンを開けて、ストーブのそばのソファーに深く座りこみながら)
「ううん?大丈夫。」
(私、ようやく上がり始めた炎に安心して、薪ストーブの扉を閉めて)
「……よし、こんなもんやろ。パンか何か焼く?イングリッシュマフィンとか。」
(長女、ソファに深く座ったままスマホを見ながら)
「そうね、もらおうかな」
(私、立ち上がってストーブの上に網を置いて、ちょうど昨日、立ち寄ったスーパーで半額になっていたのを見かけて買ってあったパスコのイングリッシュマフィン4個入の袋を取りに行って、歩きながら袋を開けて2個取り出して、ストーブの脇に立って割って並べ始める。すると長女、立ち上がって)
「自分のは自分でやるよ?……あれ?いつの間に。1個取り出しただけにしか見えなかった(笑)」
(私、得意げに(笑)薪ストーブ天板の上に置いた小さな網のところに4切れのパンをきれいに並べながら)
「ふふーん(笑)コーヒーも淹れよっか?」
(長女)
「いいね、ありがとう」
(私、お湯を昨夜入れておいたポットから、銅の小さな片手鍋に注いで、炉内の炎の位置をのぞき込んでから、薪ストーブの天板の上のどこに置けばいいかを考えつつ)
「……こんなもんでいいか。はーちゃん(長女の愛称)、コーヒー淹れてるからパンの世話よろしくね~~」
(長女)
「はーい」
(私がコーヒーを挽いたり準備しているうちに、次女※一昨日、高専の卒業式を終えたばかり※がリビングにやってくる)
「おはよー。今朝はさぶっ……て……ここ、あったかいなぁ?!」
(長女、パンをひっくり返しながら)
「父さんが、一生懸命薪ストーブつけてくれたからね(笑)」
(私、「見られてたのか、よく見てるな……」と内心思いながら、天板の上の片手鍋に温度計を差し込んで)
「パン、焼けてきてるんじゃない?……ってか、ずいぶん差があるなあ」
(長女、並べられた4切れのパンを「その場」でひっくり返しながら)
「そうね、こっちはもう焼けてきたね」
(私、4切れのパンの位置を、一番焼けているものと、焼けていないものの場所を入れ替えながら)
「場所入れ替えようよ(笑)」
(長女、私が入れ替えてるのを見ながら)
「だって、パン、熱いんやもん(笑)」
(私、お湯の温度が、あとちょっと上がりきらないのを見て)
「うーん、コーヒー、間に合わへんかったか……でも、もうちょっとやから、先食べ始めといて?」
(長女がお皿を持ってきて自分のパンを取り始める。次女、パンが4切れ乗るのにちょうどいい程度の、天板の上の小さな網の場所が、空き始めるのを見て)
「あ、わたしもバターロール(これも半額で買ってあったやつ)焼くから、網、そのままにしといて!」
(長女、4切れのうち、2切れを皿に取ってテーブルに運びながら)
「熱くて、網なんかどかせられへん、無理(笑)」
(次女、ロールパンを取ってきて薪ストーブに向かって歩きながら)
「それもそうやな!!(笑)」
(私、コーヒー豆にお湯を注ぎながら)
「パン、世話しといてよ~~」
(長女、マフィンに何かを塗って食べ始めながら)
「……あっきー(次女の愛称)、パン、黒く焦げてるよ?」
(次女、薄くて焦げやすいバターロールの茶色の皮が黒くなったのを慌ててひっくり返しながら)
「うわっっ!!ホンマや、早っっ!!」
(私、二人のやり取りをクスクス笑いつつ)
「はい、コーヒー入ったよー(笑)」
(長女、お気に入りのカップ(いつの間にか持ってた)を差し出しながら)
「ありがとう~~」
(私、カップに淹れ立てのコーヒーを注ぎながら)
「お待たせ~~私のも、焼けた?」
(長女、コーヒーの香りを嗅ぎながら)
「焼けてるよ~……あ、コーヒー……美味しい」
(私、パンを天板の上から自分の皿に引き上げながら)
「うん、それは良かった。お待たせ~~(笑)」
(長女、しみじみと)
「なんか、ぜいたくやねぇ……」
(私、焼きたてのパンをかじりながら)
「そうねぇ(笑)」
(それぞれが思い思いにパンを食べてひと段落したころ、長女、パスコのイングリッシュマフィン4個入のうち、2個がまだ残っているのを手に)
「……父さん、まだ、お腹空いてるんとちゃう??焼いとこか?(笑)」
(私、机の上に、昨晩のパーティーメニューで用意したレタスの残りがあるのを見つけて、そうだ、オムレツを焼こうと思い立つ)
「うん、そうね、ゴメンだけど、見といてもらってもいい?父さんオムレツを焼こうと思うのよ。あなたは?食べない??」
(長女、薪ストーブの天板の上に乗ったまま、空いてた網に、再びパンを4切れ並べつつ)
「食べたいけど、もうお腹いっぱい。小食なんだ(笑)」
(昨日の夜、夜なべ?で私よりも眠るのが遅くなった妻がリビングにやってくる)
「おはよー!寒いね!!みんな起きてるんや?!ストーブ、ありがとう!!」
(台所のガスコンロで、小さな銅のフライパンを使って卵一つずつのオムレツを焼きながら)
「おはよー♪ちょうど、パン、ストーブで焼いてるよ~~」
(妻、テーブルに座りながら。それ以降は、オムレツ焼くのに必死で、リビングの状況は不明(笑))
「うん、美味しそう。いただくね?ありがとう」
(昨夜のじゃがバター用の蒸し芋が残ったものを、鶏もも肉の照り焼きの焼き汁と絡めた大皿を指しながら、次女)
「母さん、このジャガイモ、パンと一緒に食べてみ?!むっちゃ美味しいで!!」
(次女の勢いにちょっと圧倒されながら、妻)
「うん、もらってみるね!」
(2切れのパンが乗った皿を前にテーブルに座っている妻の後ろから、焼けたオムレツを差し出して)
「はい、オムレツも、どうぞ♪」
(そのまま台所に戻って、もう一つ、自分のためのオムレツを焼き上げてお皿に乗せてテーブルに歩いてきたところで、薪ストーブの前のソファに座っている長女)
「パン、もう焼けてるよ~~」
(私、焼きたての2切れのパンを皿にとって妻の横に座って、パンの上にレタスを乗せて、オムレツの半分をスプーンで掬いながら、そのレタスの上に、こぼれないように、そうっと乗せているのを見て、妻)
「……それ、乗せかた、逆にした方がいいんじゃないの?(笑)」
(一切れめのレタス&オムレツ乗せパンを、そうっと食べ終わって、もう一切れのパンはオムレツの上にレタスという逆順で乗せたら、今度はレタスの圧力でオムレツがパンからこぼれてしまって)
「……ほら、やっぱり、さっきの順番の方が、どうやら正解だよ~~」
(皿の上から素直にオムレツを食べながら、ちょっと、なにやら言いたげな顔で、妻)
「……ふ~ん?」
(………そんな具合に食べ終わった時刻は、もう7時55分、8時5分からはラジオ番組「音楽の泉」、家族はお気に入りのテレビをつけるので、私は「音楽の泉」は、静かな森の中まで車を走らせて、カーオーディオで聴くことにしているので、「ごちそうさま」もそこそこに、急いでリビングを後にしたのでした。外は、寒かったです(笑))
以上、休日の朝の1時間ほどの間に繰り広げられた、我が家の情景でした。