超簡単薪ストーブ調理

当社で販売している薪ストーブで、どんな冬の暮らしが待っているかを紹介しているブログです。  興味を持って頂けましたらぜひお問い合わせ下さい

※各記事の画像は選択後、右クリック「画像だけを表示」でオリジナルサイズで表示できます

ちょっと涼しくなったら、すかさず薪ストーブでパーティ!パーティ!!

f:id:aiken_makiss:20200921195753j:plain

 ついこの間まで暑さにあえいでいたのに、朝晩を中心に急に秋らしくなってきましたね!!

 ……と申しますか、まだ夏っぽいな、なかなか暑さもしつこいな、と思っていたつい先日のこと。

「今度の連休の日曜日の夜なんだけど、そっちに行っていい?結婚することにしたから、彼と挨拶に行きたいの」(だいぶ省略(笑))

 と、いきなり長女にLINEで言われまして!ちなみに長女とは、弊社を一緒に立ち上げてくれたものの、この春に弊社を卒業した、もと共同経営者です。

aiken-makiss.hatenablog.com 実は1年前から長女は、彼氏と一緒に暮らすために、すでに家を出て、遠い遠いかの地に行っていたのですが(なので、以下に示します弊社の5部作から成るシリーズ動画は、最初と三作目だけが、リアルタイムでの長女参加となっておりました。種明かし(笑))……

youtu.be

youtu.be

youtu.be

youtu.be

youtu.be

 ……長女が暮らしている遠い遠いかの地から、わざわざ!彼氏さんが!!婚約者として、こっちに挨拶に!!!

 

 まあ、人間なんて「実際のところ」は、なかなかわからないものだから(私なんて妻と25年一緒に暮らしても、未だに「この人、こんな人だったのか!!」の日々(笑))、結婚なんて、そうするもんじゃなくて、まずは、実際に一緒に暮らしてみて、よほど結婚したければ、そうすれば??みたいな感じだったので(よく驚くというか、呆れられますが、実際に、私、そういう父親でして……)

 

 寝耳に水

 

 だって、そんなに「あっさり」決めるかなぁって……ただ、一つだけ、はっきりわかったことは、「それなりのおもてなし」をしなければならない、それも「我が家らしい」方法で、ということ。

 しかも状況が悪いことに、諸事情あって、妻との分担で、婚約者のおもてなしパーティーの料理は、私が一手に引き受けることになりました。

 これは、たまに誤解を頂くのですが、私、世間に時々いらっしゃる「ハイスペック男子」とか、そういうのには「全く当たらない」、どちらかというと「ロースペック男子」でして、料理なんて、超簡単・単純なものしか全然出来ないのですよね~~~!!(笑)って、笑い事じゃないけど。 

 

 しかし!!薪ストーブがあれば、(不思議なことに(笑))何とかなるのです!!!

 

 で、急遽決定したパーティメニュー。要するに、切るだけ、焼くだけ(笑)

f:id:aiken_makiss:20200921202642j:plain

 でも「ハイスペック男子」ではなくても自称「薪ストーブマスター」ではあります!!そこはプロのノウハウ叩き込んで、こんな感じに計画しました。

 

  1. よく乾いた小枝(燃え広がりが早い割に、炎の粘りが効く)とナラの極細割を中心に、薪ストーブを一気に立ち上げて、炎が燃え盛るまでの時間と最大火力の時間帯を使って、天板で餃子を焼く。
  2. 最大火力の頃には、サクラ薪(ウチの主力の太さ。薪ストーブ業界基準では細割というかこんなの

     )も燃えるようにしておいて、炎がピークを過ぎたら、ローストチキンの超耐熱セラミックの鍋を炉内に投入

  3.  ローストチキンが焼き上がる頃には、完全に熾火になっているだろうから、適宜立てたサクラ薪で炎を上げさせて、炉内でピザを炙り焼きにする。

  4. ピザが焼ける頃には、完全に熾火になっているはずなので、バーベキュー運用に移行し、燠火が元気そうなら冷凍カキを焼く。熾火が「もうダメぽ」という感じなら、野菜だけを焼く。

 主要な「参考文献」は、こちらです。というか、特にローストチキンは、そんなの滅多にやらないので、自分自身が書いたこの記事読んで、やり方調べました(笑)

aiken-makiss.hatenablog.com

aiken-makiss.hatenablog.com

 今回のミッションのポイントは、夜はちょっと涼しくなった、とは言っても実際のところ「まだ暑い」!!(24℃くらい)暖房なんて全くノーサンキューの状態である、ということです。

 したがって、薪の量とストーブの燃焼出力を最小限にしながら(つまり立ち上げ時以外は、火力をできるだけ絞って長時間持たせる運用)、パーティメニューだけを作成するという作戦でした。

 この作戦のために用意された薪の量は、小枝とナラの極細薪とサクラの細薪の混成で、トータルで2.9キロでした。では「結果」。実際には、どのような経緯を辿ったのか??

f:id:aiken_makiss:20200921205605j:plain

 国産丸鶏を鍋に仕込んだところです。我が家の薪ストーブ「MD70Kiss」は、鍋の大きさがシビアなので本当にギリギリですが、超耐熱セラミックの鍋は失敗知らずの優秀な調理道具なのです。

f:id:aiken_makiss:20200921205823j:plain

 このようなフタをすることで、炎がメラメラ上がっている状態からでも、炉内に投入することができます。暖房をさせない短時間運用、2.9キロの薪だと、熾火になってからの投入では、絶対に火力が足りなくなりますので……ローストチキンは難しいのです。

 で、そんなことで準備が整ったので、薪ストーブに火を入れて立ち上げます!!

f:id:aiken_makiss:20200921210018j:plain

 日射しが身体に堪えて、日陰を求める日の光景とは思えない盛大な立ち上げ(笑)部屋の窓全開にして暑さをやり過ごしながら、餃子を焼きます。

f:id:aiken_makiss:20200921210221j:plain

 動画はこちらです。

  写真に焼き芋が写っていますが焼き芋は「通し運用」、最初から最後まで天板に載せておくことで焼きます(時々転がしてやる)。これは超簡単で確実、結果を先に言えば、焼き芋は大好評でした。はい、さすがモキ製作所の薪ストーブ。天板に網を敷いて、その上でホント転がすだけなのです。

aiken-makiss.hatenablog.com 餃子が焼けたら、すかさずローストチキン運用に移行します。MD70Kissでの手順は、天板の蓋を取りまして、専用五徳を内部に立てまして(かなり暑いです……)

f:id:aiken_makiss:20200921211244j:plain

 しっかりと保護手袋をして、超耐熱セラミックの鍋を薪ストーブにインストールします(最近、アウトドア系でむっちゃ流行ってますよね「テントに薪ストをインストール」)!

f:id:aiken_makiss:20200921211456j:plain

 で、25分くらい焼いて、燠火はこんな感じまで減りました。やっぱり、サクラの細薪ですと、厳しいは厳しいですね(笑)燠火にしても、ここからの仕事って難しいくらいな感じです。

f:id:aiken_makiss:20200921211725j:plain

 でも、すっごい、食欲そそられる音と、匂いがしてましたよ??動画で撮影するとこんな感じ。

 

 炉内から取り出して、さらに20分くらい蒸らして、蓋を開けてみたのが冒頭写真でした……が、やっぱり、このボリュームだと炉内25分では無理がありましたね(笑)そのまま電子レンジの助けを借りて、中まで完全に火を通すことになりました。

f:id:aiken_makiss:20200921212036j:plain

 パーティなので、美味しくて楽しければ、それで良しなのです!!というか、実際、やっぱり無茶苦茶美味しかったし。

 皆が丸鶏にワーワー言っている間に、焼き方の私は、ピザを焼くのですが……

f:id:aiken_makiss:20200921212230j:plain

 ……ガラスに反射が写り込んで、なんの写真か、わからないですよね?(笑)右側に立てかけたサクラが燃えていて、スキレットの上のピザを炙り焼きにしているところです。

f:id:aiken_makiss:20200921212404j:plain

 撮影のために扉を開けてみましたが、やっぱり、よくわからないですよね?(笑)ごめんなさい。スキレットだと柄が邪魔して「炎の当て方を変えるために回す」ということができないので……

f:id:aiken_makiss:20200921212612j:plain

 途中で、立てかけるサクラ薪の位置を左右逆にしてみたり、忙しいです……が、苦労の甲斐あって、とても美味しそうに焼けて、たちまち平らげられてしまいました(笑)ので、出来上がりの写真ありませんm(__)m パーティですから!!

 皆がワイワイ言っている間に、焼き方の私は、ピザに引き続いて、バーベキュー方式でMD70Kissの天板の蓋を外したままで、野菜を焼くのであります!!

f:id:aiken_makiss:20200921212908j:plain

 やっぱり2.9キロの薪で、パーティメニューって、結構無理がありましたね~~(笑)冷凍カキは到底無理というか、そもそも、すでに、ここまでで「お腹一杯」という説(大人5人)もあって、最後は、野菜を細々と焼くのが精一杯となりました(笑)

 

 以上、昨夜、実際に行われたパーティの様子をご報告、でしたが……やっぱり、とにかく楽しいですよ!!薪ストーブ。というか、正確には、生の炎を使ったお料理!!

 今回、諸事情重なって、急遽だし、ロースペック男子による「手抜き料理」だし、それでも立派に(たぶん(笑))、おもてなしの用は足りて、たぶんお世辞でなく、婚約者さんが驚愕しながら「美味しい、美味しい」と連呼しながら楽しんでくれたのは……

 

 「あーん♪」なんて言いながら、婚約者の口に食べ物を運んでた長女のおかげ(「アッつい!!」(シャレでなく、温度的に、マジで)と、出来立ての薪ストーブ料理を口に運ばれた婚約者さん本人叫んでましたが)

 

 …………かもしれませんが(笑)、薪ストーブのおかげです、やっぱり。そもそも、もし薪ストーブがなければ、そして私が薪ストーブの扱いに長けていなければ、ロースペック男子が「おもてなし」のためのパーティ料理なんて、絶対に引き受けませんって!!

 あと、ちょっとでも、夜が涼しくなってくれたのが「天祐」でしたね……あと1週間早ければ、ちょっと、さすがにMD70Kissでも、我慢大会というか、無理があったかもしれません。

 昨夜は、窓全開放で入ってくる外気だけで、全然というほど暑さのストレスもなく、もちろん煙のストレスもなく、純粋に「室内バーベキュー」のように炎の料理を楽しむことができました。

 MD70Kissや旧MD80ⅡiGブースターモデルで暮らしていて、本当に、つくづく思うのですが……

 

寒くならないと
炎のある生活ができないなんて、寂しすぎる

暑くても
炎のある生活ができるのは、超楽しい!!

 

 暑くても、火のある暮らし、炎のある暮らしができる薪ストーブの特徴については、こちらの本体Webサイトに解説を書きました。

www.aikenmakiss.com

 「炎のある暮らし」=「太い薪をゴロンと入れて、じっくり長時間燃やす薪ストーブでの暮らし」というわけでもなく、「炎のある暮らし」というのは、人類が何百万年のあいだ、そのように暮らしていたように、本来、もっと普遍的で便利なものだと思います。

 実際に、弊社ユーザーさんには、この暑い中でも、炎のある暮らしを果敢に(もちろん限度はありますが)続けていらっしゃる方がおります!!こちらの「かじっ」さんや……

 あと他には「ming yuan」さん……お忙しいから、ブログは読んで頂いてないかな……お元気でしょうかね??(笑)こちらのGoogleレビューを書いて頂いた方です。

g.page

 そういうわけで、今回のテーマは「人生に花を添えてくれる」というか、「これ一台あれば、人生何があっても超安心な薪ストーブ」でした。ただ、薪ストーブは良いんだけど……

 

あなたがお嫁に行ったあとの暮らしなんて、寂しすぎる

 

 ……いやいやいや!!長女の結婚そのものについては、父親として「ノーコメント」です!!式で泣きます(笑)

 それでは、また!