超簡単薪ストーブ調理

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薪ストーブで淹れたコーヒーはなぜ美味しい??

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 休日の朝です。

 普段になく、ゆったりとコーヒーを悦しむ贅沢な朝。

 写真は一杯のコーヒーのために、薪ストーブを立ち上げたところです……正確には、妻の分も一緒に淹れるので一杯ではないですが(笑)

 ……どうしても、不思議なんです。

 お湯なんて、ガスコンロで沸かそうが、電気ヒーターで沸かそうが、極端な話、瞬間湯沸かし器で沸かそうが、一緒のはず。

 ところが……どうにも、違う気がするのですね??ブラインドテストだと区別できないレベル、「気のせい」じゃないかとは、自分でも思うのですが……

 「やわらかい」のです。薪ストーブで沸かしたお湯は。そして、薪ストーブで沸かしたお湯で淹れるコーヒーは、本当に優しく、美味しく入る。

 しかも、これまた不思議なことに、アルミのヤカン(簡単です!)とか、ステンレスのポット(国産のコーヒー専用のもの。高かったし、ハンドドリップで注ぎやすいです!)よりも、銅製の器具で沸かしたお湯のほうが、どうにも「やわらかい」のです。

 ともあれ「一人の人間の行動の事実」として、私という人間は、コーヒーのお湯を沸かす方法や、器具にこだわって、本当に色々試行錯誤した結果として、冒頭写真の「薪ストーブ&銅の鍋」という様式に行き着いています。

 なぜ美味しいのか??私は一応、本式の理系、工学部化学科(分子素材工学科)の出身ですから……木に蓄えられたおひさまの暖かさがお湯に移るんだ、とか、そんなことを言うつもりはありません。もし、あり得るとすれば「火当たり」の問題……つまり、こういうことかなと。

 容器の中で加熱されているお湯というのは「密度差による対流」というのが絶え間なく生じてるように、熱の分布は、実際にはかなり「不均一」なのです。それは「水塊」のようなレベルの不均一から、分子レベル、分子一つ一つが持ち得る熱エネルギーレベルの不均一まであり得て、銅製の器具、薪ストーブの天板……どちらも、熱を均一に伝えるという意味では最高の性能を持っていますから、結果的に、温度計では同じ数字を示す一見「同じお湯」でも、その中の「乱雑さ」には、加熱方法によって「かなりの差が生じている」………

 ……ごめんなさい、私、ついつい、そういう「野暮なこと」を考えてしまうのです。きっと、単に「雰囲気のせいで美味しいよ」で、いいのでしょう(笑)

 でも、お客さまで、この人も、たしかかなりの高学歴なのですが、お味噌汁とか、なんでもない料理が、薪ストーブで作ると何故か美味しくなることを

「お腹に薪ストーブ移住」

というように表現していました。それを聴いて妙に納得したのが、心に残っています(笑)

 ともあれ、薪ストーブのある休日の朝は、幸せです♪

 美味しいコーヒー、いただきます。

 皆さんも、どうぞ、素敵な休日を。

 

【追記】

2017年1月14日現在、「薪ストーブ コーヒー」で、この記事が検索第一位になってしまっておりまして、検索流入を拝見していても、けっこう、この記事で当ブログにお見えになってしまう方が多いらしく……申し訳ないので、お役に立てて頂けるような、ちゃんとした記事も書きました。よろしければ、こちらもどうぞ♪

aiken-makiss.hatenablog.com