超簡単薪ストーブ調理

当社で販売している薪ストーブで、どんな冬の暮らしが待っているかを紹介しているブログです。  興味を持って頂けましたらぜひお問い合わせ下さい

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薪ストーブを一日でも早く買った方がいい、3つの理由

 

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 【追記2019年8月11日;「薪ストーブ 後悔」でこの記事が比較的検索上位に来ていますが、薪ストーブを導入したときに後悔する理由については、こちらの記事にまとめてあります。かなり体系的かつ詳細で、漏れのない内容ですので参考になるかと思います。

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本ブログ記事は、むしろ薪ストーブをお勧めする記事になっております。追記終わり】

 

 私、薪ストーブの設置販売を仕事にしているわけですが……私は「これまで」、ご相談のあった方に、「早く買った方がいいですよ」とは、一度たりとも言ったことがありません。これ、万一違っていたら、ぜひコメントやツィッターなどで事実関係訂正頂きたいのですが、いつも「よく考えて、充分、比較検討などなさって、慎重に、ご判断なさってください」というようなことを、必ず言います。

 理由は2点。1点は扱っているモキ製作所の性能に絶大な自信を持っていまして、ちゃんと比べた場合に負けるはずがないから、二度と同じ買い物はしないのですから、決める前に徹底的に検証して、後悔して頂きたくないという思いから来ています。

 あともう1点は、やはり自信から来るのですが、私自身のプロとしてのプライドです。「早く買った方がいい」など、選んでもらえる自信がない人間の言うことだと思うので、これまで、一度も言ったことがありませんでした。

 しかし……状況は変わりつつあります。少なくとも、私自身のプライドのために、「早く買った方がいい」と言わないのは、お客さんにとって不利益となってくるような状況に、いよいよ、なってきました。

 危機感を強めたのは、先日のこちらのテレビ番組。

www.tv-asahi.co.jp

  すごかったです。テレビの影響。「おのストーブ」さんのWebサイトもアクセス不能になったそうですが、当事業Webサイトですら、いっぺんに検索流入、アクセス数が過去最高の何倍にもなりました。モキ製作所を扱ったテレビ番組はこれまでもありましたが、その比ではなかったです。薪ストーブブームとは言われていますが、この全国放送、土曜日18時からのテレビ番組で、おそらく決定的な流れが生まれたのではないかと思うのです。

 ちなみに、薪ストーブを扱う業界の人間として、この流れを歓迎しているかと言いますと、少なくとも私は、この番組には否定的な見解を持っておりまして……

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  つまり、「このままでは」、世間に不幸が量産される危惧の方が高いのでは??と思っているのですが、それでも世の中で、薪ストーブを導入する方が今後増えていくのは間違いないと思われるわけです。

 この状況下で、縁あって、当ブログをご覧いただいている方で、薪ストーブを導入してみたいな、と思っていらっしゃる方には、心底からのアドバイス……というのが、今回の記事の趣旨です。

 「薪ストーブは、一日も早く買った方がいい」です。間違いなく。なぜか。これから、その理由を3つ挙げておきます。どうか、ご参考になさって下さい。

 

 

理由その1;より安価な薪の調達ルート確保は「早い者勝ちの既得権益」「先行者利益」のまさに典型!!

 ぶっちゃけて言いますと、今まで、弊社で薪ストーブを導入されたお客さんで、市場価格で薪を買っている人なんて、一人もいません。主暖房で、毎日、という方ばかりなので、市場価格で薪を買っていては、到底「合うはずかない」のです。弊社では、薪確保として安心して頂くために「製材所ルート」もご案内しているのですが……

aiken-makiss.hatenablog.com

  ここで買っているのは、今のところ私だけです(笑)市場価格からみたら、間違いなく安いのですよ??それなのに……いや、驚いたのですが、皆さん、自分自身で、独自のルートを本当に上手に見つけてきます。薪の原材料資材が発生する現場に相当近いと申しますか……具体的にコストや薪の材質を伺うと、あ、そりゃ、そっちの方がいいです、みたいな。

 この薪ストーブブームで、巷ではあちこちに、「薪あります」の看板も見かけるようになってきました。でも、何でもそうですが、「後追いで看板を掲げるところは、必ず市場価格同等」。市場価格よりも下回る供給先は、そもそも、宣伝など必要としないので、看板なんか絶対に掲げていません。

 ちなみに、後発である弊社の薪ストーブ事業自体も、この原理にもれず、市場価格同等です。安いということはありませんが、仕事の質として「これまで」よりもずっと上等、巷の仕事に比べれば絶対に「お値段以上」であると自負していますから、選択いただく合理性はちゃんとあると考えています。

 でも薪に関しては、後発が高品質だからといって、それを選択する合理性はないのです。何故なら、薪ストーブ本体は、今や「もっと低品質の薪」でも燃やせるように、性能改善を進めていますから。ましてや、現時点ですでに、薪の選択で凄まじい万能性を誇るモキ製作所のユーザーが、高品質の薪を高価に売るビジネスに関与する合理性はないのです。

 市場価格をずっと下回る薪の調達ルートは、今なら、その気になって探せば比較的容易に見つかります。まだ「薪ストーブと言えば広葉樹」の世界だから。でも、そちらは、薪ストーブブームの以前に「石窯焼きピザ」の隆盛によって、すでに価格高騰がはっきりしてきています。価格高騰の流れは、これから薪の供給全体に波及して来ます

 市価よりもずっと安い薪の調達ルートは、実際に限りがあって、時間が経つほど確保が困難になります。まさに既得権益先行者利益そのものなのです。これから何年も続く冬の暮らしが、どれほど幸せになるか、が、参入タイミングにこれほど影響されるのは、おそらく今しかないでしょう。

  薪の調達ルート開拓は、正直、今でも「ハードル高い」です。でも、薪ストーブを実際に使って、薪ストーブがある暮らしの素晴らしさを体感してしまうと、そんな調達ルート開拓のための「ハードル」なんて、たちまち低く感じるようになります。

 私、「環境」という「正しい、良いこと」の世界にずっと身を置いてきて、一つ、つくづく確信したことがあります。人間「楽しい~~」とか「なんて幸せなんだ……」とか、具体的なリターンを実際に体感できないと、正しい、良いという頭の中の理屈だけでは、絶対にモチベーションが上がらないのです。だから、弊社も、環境保全を掲げるからこそ、「楽しい」「幸せ」だけを、前面に打ち出しているのですが……

 まとめますと、これからの長い幸せを左右する「より安価な薪の調達ルート」を確保するためには、一日でも早く、薪ストーブを買って、その素晴らしさを実際に体感してみることが何より重要なのです。

 

 

理由その2;モキ製作所の薪ストーブがあれば、防災上、何があってもムチャクチャ安心

 私も実際にこの事業をやってみて初めて「わかった」ことなのですが……モキ製作所の薪ストーブは、アウトドアでも調理の熱源としてムチャクチャ使えるんです。理由はあまりの燃やしやすさ、つまりドラフトの強さ。高性能薪ストーブで、2m煙突立てるだけでちゃんと燃えるのはモキ製作所の薪ストーブだけです。

 こちらの本体Webサイト【注;大屋の退職に伴って消されたMD80Ⅱユーザーさんの体験記】の記事でも、何気なく、外で薪ストーブをガンガンに焚いていますが、このときの、煙突高さって、やっぱり、わずか2mなんです。

 モキ製作所の関係者では、もはや当たり前すぎて、何の驚きもない、こんな風景

 これも、普通の薪ストーブからすれば驚きです。これはつまり、電気もガスも要らない薪ストーブは防災上強いと言っても、煙突ラインも含めて無事でなければならない普通の薪ストーブと違って、モキ製作所の薪ストーブは、たとえ家が倒壊しようとも、煙突を2m確保すれば超強力な熱源として使えるという、とんでもない心強さをもたらしてくれるわけです。

 しかも、「何でも燃やせる」わけです……あんまり大きな声では言えませんが、いざというときに備えて、実験として、分厚い本をそのまま燃やしてみましたが…いや、実に、よく燃えました。ぶっちゃけ話、我が家は、薪を切らせていても、しばらく生きていくことはできます(笑)

 この地震大国の日本、昨年も熊本地震なんて、本当に思わぬ地震がありましたが、いつ起きるとも知れない大規模災害で、厳冬期にライフラインが切断されようが、熱源として、家族の健康をほとんど確実に守ることができる、超頑丈で壊れようもなく、使いやすく頼もしい薪ストーブ。どうせ買うなら、この安心は一日も早く持っておいた方がいいと心底思います。また、もし設置できなくても屋外のバーベキューコンロとしても絶大な性能を発揮するという特徴があります。

 したがって、防災に関心があり、ちゃんと備えをしたいと思うなら、どうせなら普段の暮らしも「楽しい~」が満載になる薪ストーブを♪もし検討段階ならなおさら。災害があってから後悔しても、残念ながらもう遅いのです。本体だけでも販売は可能、プラス1m煙突2本(実勢で2万円もあれば入手可)で、安心の遊び道具です!!

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理由その3;人生の時間は限られています。冬の楽しみを味わうなら、できるだけたくさんの方がいい

 私は、仕事の中では「薪ストーブの導入は、とにかく慎重に」ということを言い続けてきたのですが……お客さんから、年齢を聴かれたうえで、逆に言われて「ドキッ」としたことがあります。

 私、今年で46歳になるのですが……「大屋さん、考えてごらんなさい。あなただって、冬の薪ストーブを楽しめるのは、あと30回くらいかもしれないんだよ」と。それを聞いたときに、私は、「ああ、そうかなぁ……私は、自分自身がかっこ悪くなりたくないって……プロとしては、真摯でないのかなぁ……」と、はじめて反省したのです。

  たしかに、良いものは、良いんです。間違いない。薪ストーブ導入には失敗事例も山ほど世間にあるけど、私自身が関与すれば、絶対に後悔させない自信もあります。だったら、恨まれてもいいって……いや、恨まれる理由はないはずなんですが……悪役になってもいいからって……いや、悪役でもないのですが……

 良いものは良いんだ、同じ導入するなら、最高の状態で、一日も早く、楽しんで頂いた方が、お客さんの人生全体としても、絶対に、楽しい。より多く幸せになれる。

 「あなたは、お客さんを幸せにするために、仕事をしているのでしょう?」

 お客さんに面と向かって指摘されて……なんというか、薪ストーブ、色々あって、よく考えないと怖いですよ~~?などと、専門家風情で知識をひけらかしているだけの自分だったように思えて、グーの音も出ませんでした(笑)

 確かに、そうなんです。お客さんの事情に寄り添って、無理強いしないように見えて、薪ストーブの導入を遅らせた方がいい、そのほうがお客さんが幸せになれる要素って、あまりないのです。逆に、間違いなく楽しくて、幸せになれるなら、それを味わう機会は多い方が絶対にいい。

 「そこをちゃんと、上手に気付かせるのが営業じゃないの?」

 ……でも、なかなか、難しいのですよ。どのタイミングで、どれだけのお金や労力を、どんな形で投じるかって、人生の幸せを決定付ける「優先順位」、そのものですから……

 だから、私は、やっぱり、そこは基本的に、お客さんの「自由意志」を尊重したいのですが、実際に接している私の態度が、判断材料の一つにもなろうかとも。このブログにしても、そういう「判断材料」の一貫ですが……

  私は、お客さんの事情を汲みながら、ですが、「慎重に」一本槍だったこれまでの接し方を改め、状況によっては、「早く」も、強く推すようにすることにしようと思います。

 ここまで「売る方」の立場からの話をしてしまいましたが、「買う方」にしても、同じ幸せを手に入れるなら、待ったからといっても幸せ増えることがないのなら、早い方が合理的ではあろうと思うのです。ユーザーの私にしても、実は「いいな」と思ってから、3年越しに導入したのですが、もっと早く、薪ストーブを入れたら良かったって、今、心底思いますもの。

 

 

 以上、当ブログでは、初めて、私の事業そのものをテーマにした記事を書きました。いかがでしたでしょうか?……基本的に、もう、書きませんが。

 でも、やっぱり、薪ストーブって、調理以外のいろんなことが、幸せに満ちてくるのですよ。大変な薪の調達だって、なんか、幸せだったり、楽しかったり記憶の方が多いです。

 当ブログにしては珍しく(?)「しょぼい」冒頭写真は、「専攻課程ブログ」の昔の記事を飾ったものです。たとえば薪の調達コストという実利だけでなく、実利以外の幸せって、たぶん、実利よりも、実はずっと大切なことなんです。それは当時からわかっていました。

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 さあ、そういわけでより正直に、実利よりも、むしろ情感だとか、そのあたりの「薪ストーブの幸せ」を、真正面から扱うために、調理を切り口に、怒涛の平日毎日更新で書きまくる当ブログ、次回からは、また調理の話に戻ります。たぶん(笑)

 それでは、どうぞ、これからも乞うご期待♪