薪ストーブで日々暮らすことを可能にする、ただそれだけを目指して各種展開しております私の仕事ですが、その中で「薪の消費量」というのは、とても大切な要素でして今シーズンから投入した「MD70Kiss」の省燃費性能を検証すべく、一日に朝晩の二回焚くのを基本とする我が家の実際の薪の消費量を、かなり正確に計測し続けているのですが……
焚き付けも含めて、持ち込んだ薪の重さを正確に測り続けているのだけど……今月に入っても、朝晩二回焚いて1日あたり6キロを切ってる。ちなみに暖かだった11月までの薪の消費量は、全体でも78キロ(0.15立米とか)だった。たぶん、MD70kissの省燃費性能は相当に高い。 pic.twitter.com/ZnMSw5iEYk
— 大屋@薪ストーブ事業 (@aiken_makiss) 2019年12月4日
今シーズンの薪の累計の消費量は本日(2020年1月20日)朝に至るまでで、厳密に焚き付けも全部含めて418.1キロ、今シーズンはナラ&カシ中心なので、比重0.6で計算したとしても、ざっくり0.7立米。うん、やっぱり合ってます、薪棚の見た目の減り具合との感覚……
薪ストーブで暮らしていらっしゃる方皆さんそうだと思いますが今年は驚くほど薪が減らない。焚き付けも全て含めた今シーズン、今朝までの累計消費量は私が不在の6日間ほど焚かなかったとはいえ僅か188キロ、見かけ比重を0.6とすると0.31立米!うん実際そんなもの。この置き場がまだ空にならないもの… pic.twitter.com/UyoN93uWhE
— 大屋@薪ストーブ事業 (@aiken_makiss) 2019年12月23日
ちなみに、詳細に言うと、11月までの累計が77.9キロ(稼働日数不明)、12月のひと月が183.8キロ(稼働日数24.5日)、今年になって1月20日朝までが156.4キロ(稼働日数16日)で、12月の1日平均消費量が7.5キロ、お正月で朝から夜まで焚きっぱなしの日もあった1月の1日平均消費量が9.8キロ(焚きっぱなしの日の消費量は1日14キロ程度でした)。
旧モデルのMD80Ⅱブースター機なら、昨年の同時期に累計で1.4立米くらい消費していたと推定されます(1日平均消費量12キロ程度?)なので、MD70Kissの消費量0.7立米は、累計だと前年比半分、おお!!素晴らしい省燃費性能!!
……なわけ、ないやろ!!!
そりゃ、薪ストーブ本体による省燃費性能向上は、薪の消費量の減少に多少は効いているとは思いますが、この薪の減らなさは異常です。この薪の消費量の少なさの大部分は、記録的な暖冬によるものだと考えられます。
news.yahoo.co.jp 薪ストーブのユーザーさんなら、皆さん感じているはずですし、これ、スキー場とかも本当に大変だと思いますが、薪屋さんなんかも、たぶん売れ行き減って、かなり困っているんじゃないかな……とか、心配になるのですが……
これ、毎度のことながら、暖冬だと油断していると猛烈な寒波が突然やって来て季節外れの大雪になるとか、そういう「イベント」は突発的にはあるかもしれませんが、たぶん、もう、いわゆる「冬らしい日々」は、今年はもう来ないと、覚悟を決めた方が良いのではないかと。
リンクがうまくいかなくてすみません。ただ、今朝のラジオで、福岡でしたか、ウグイスが初鳴きしてたとか、そんな話がありまして、私個人としても「こりゃダメだ」と覚悟を決めるに至りました。
そもそも、今年の冬から薪ストーブのある暮らしを始めたユーザーさんには「くれぐれもご注意を」と申し上げておきたいのですが、薪ストーブのある暮らしというのは、もう、この1月下旬にもなってくれば、もはや「大戦末期」ということで
何か燃やせる状態の薪なら、何でもいいから持って来て~~!!
というぐらいの焦燥感があるというか、追い詰められているものなのです。
すなわち薪の「正規軍」というのが、冒頭写真の右下にあるような、長さも太さもある程度整っていて、実際に、炉にくべるときも空気の隙間も作りやすく、煙の対処も含めた燃焼コントロールのやり易いもので、それで普段は戦うわけですが、「大戦末期」にもなれば……
こういう「クズ」というと、とても失礼ですが、薪割り機の周囲に散乱してしまったような破片だとか、炉にくべるにも隙間も出来にくいし、戦力としては誠に使いにくい「薪」(?)も戦闘に駆り出して、1月後半から2月あたりの寒波に対応していくと申しますか、正確には「正規軍」はもう、たいてい底を尽きかけていて、「予備軍」でも何でも駆り出さないと生き延びることができない……
……というのが「大戦末期」のお約束なので、暮らしやすい「正規軍」だけで暮らしたくとも「どうせ足りんわな」ということで、「予備軍」も大量に準備してあったり、それどころか「こんなん、そのうちなくなるやろ」と、製材所から調達してきたような端材が、雨を避けたいから「通路」に山のように積まれていたり……
ところが、そういう時に限って、全然減っていかないわけです、薪が。「正規軍」が、まだまだギッシリ山積み。
これは……このまま春を迎えるとか、まずいやろ……
というわけで、我が家は、本日から「終戦処理」のオペレーションに移ることにしました。要するに、寒くて熾火がいっぱい出来たタイミングとかに、燃やせばいいや、と思っていたような「燃やしにくいもの」を、積極的に使って減らしていこうと。
なにしろ、薪ストーブのシーズンが終わった時に、それらが残っていても、場所食うだけというか、そのための場所として半年以上確保しておくには勿体ないというか、困るというか……
「何でも燃やせる」モキ製作所の薪ストーブならではの悩みかもしれませんが、限られたスペースを使って将来に向けて長期間ストックしておくなら、少しでも価値の高い薪としてスペースの有効活用につなげたい。それが「終戦処理」なのです。
なにしろ、我が家、もともと薪ストーブを入れた理由は「庭を森のようにして暮らしたい」という野望を達成するのに、大きな問題となる「剪定枝」を、単なる邪魔モノ、廃棄物ではなく「命の成果」としてどうにか有効活用したい……という切実な動機によるものだったので、快適な暖房以前に「その仕事」をしてもらわないと困るのです!!
ある晴れた冬の日の我が家。 pic.twitter.com/VBLn5jM6MS
— 大屋@薪ストーブ事業 (@aiken_makiss) 2020年1月21日
そのようなわけで、我が家が特殊過ぎるのかもしれませんが、とりわけ弊社ユーザーさんには、同じような動機で薪ストーブ入れた方も少なくありませんので、ここは「緊急提言」ということで。
「邪魔モノ(ごめんなさい)」は、寒波を待たずに、処理推奨。
いや……やっぱり、ともかく覚悟を決めるしかないですよ……これは「異常」だろうと思うし、これから、こういう事態が増えてもいくと。できることは、せいぜい、薪ストーブを使って、人として「正しく」暮らすことと
お互いに、助け合うと申しますか、「こうしたほうが良いよ」というアイデアを、都度、共有しあうことなのかなと思います。
そういうわけで、これはたぶん、異例の暖冬のまま過ぎる、冬らしい日々は、もう来ないと思った方がいい、と、今日、覚悟を決めるに至りましたので、「緊急提言」として記事にまとめました。
大切なことは、たとえ何があっても、現実は現実として受け入れて、その中で出来ることを、しっかりやっていくことだと思います。その原動力は気力&体力。中国由来の、きな臭いコロナウィルスの話もありますし、どうかお身体には気を付けてご自愛のほどを……【ここまでで、いったん公開しましたが、やっぱり、表題変更&追記します】
……というか、ごめんなさい、当ブログも含め信頼性を失う覚悟で言いますと、このウィルスは、相当にヤバいと思います。「本当の本当に恐ろしい災い」は、必ずというほど、最初は「特に何でもなさそうに思えること」から始まるのです。
本件、あまりにも、あまりにも「本当の本当に恐ろしい災い」の「型」にはまりすぎています。状況として整いすぎている。単なる偶然とは、思えなくて……私が映画やら漫画の見過ぎとかなら、良いのですが……
今朝の段階でわかっているのは、人から人に感染すること、感染しても元気なままの人がいっぱいいること、しかし治療法がなく、予防のプロであるはずの医療関係者までもが感染していること、感染者の中から死者が出ていること、そして、その感染源から人々が大挙して訪れること……以上です。
不肖わたくし、一応ですが、危機管理の専門家の端くれです。もし、このウィルスによるリスクが本当に重大であると仮定すれば、対処の土台となるべきリスク評価が、事態の重大性に対して、まるで追いついていない……危機管理を実行する上では、これを「最悪の状況」と言います。
私が「デマッター」として、信頼性を棄損されるほうが、まだずっといい。かなりイヤな予感がします。本当に危機的な事態というのは、気が付いた時にはもう手遅れ、予防処置が命です。どうか旧正月の春節以降は、安全が確認されるまで、可能な限り人混みを避け、命を守るための行動を。また↑こちらの記事にあるように、抗生物質の服用はくれぐれも慎重に。以上、緊急提言でした。それでは、また。
【さらに追記2020年1月27日;案の定、後手、後手に回っている政府等による感染拡大防止策ですが、すでに日本国内は感染リスクに満ちていますので、こちらのツィッターで永江さんが指摘なさっているとおり
インフルエンザやコロナウイルスの予防にマスクが無力なのはほぼ空気感染しないから。感染者が咳やトイレで排出したウイルスがノブや手すりなどから自分の手について、それでものを食べたり目をこすったりするから伝染する。手洗いの方がよほど効果的だが、手袋もいいんじゃないのかなって思ったり。
— Isseki Nagae/永江一石@「虎の穴」 (@Isseki3) 2020年1月27日
空気感染よりも、手洗い、アルコール消毒、そしてうがい等……自分の体内に接触的に侵入しそうになってしまっている生体極微粒子を水際で防御することを、とにかく徹底されますように!!……たぶん、やたら丈夫、宿主の体外に置かれても死なない性質なんじゃないかと思うのですが……自分の身を守ることに徹して下さいますように!!】
【さらに追追記2020年2月2日;当ブログ、新型肺炎のコロナウィルスについて、これまでヤバい、ヤバいと言い続けてきましたが、その根拠は武漢をはじめとする中国での感染力でした。しかし、いろんな情報を吟味していると、どうやら中国社会自体の「普通の衛生レベル」が、日本の常識レベルよりも相当悪いことに起因して、感染が物凄い拡大を示したというのが真相のようです。
#新型コロナウイルス肺炎 まあ、現場からすると予想通りでしょう。患者の便から2019-nCoV核酸の陽性反応が出たというニュース。というか、大小便した後ですら手を洗わん人が多いこと自体、不思議で不思議で。上海でも昔から地下鉄や路線バスの手すりは汚いから絶対触らんというオバはんおられます。 pic.twitter.com/j8jI0jpdyu
— 藤田康介 (@mdfujita) 2020年2月1日
医療従事者の感染にしても、医療行為の中で防護が当初甘かった可能性もあれば、病院を出た生活空間で感染した可能性も高いと思われます。したがって、当ブログとしましては、日本の通常のインフルエンザ警戒の防疫レベルを維持できれば、日本では大規模流行には至らないのでは?と推測し、本ブログの「徹底注意」の呼び掛けを「通常のインフルエンザ同等で防げると考えられる」と訂正します。
いずれにせよ、空気感染までは少し考えにくく、直接の飛沫感染はリスクありますが、現段階の程度であれば、手すりやトイレなどの物体表面に残存しているウィルスによる接触感染のリスクが最も高く、それは通常のインフルエンザと同じ防御で十分防げるものと考えます。
あと不顕性感染のリスクはありますが、感染しても症状、致死率も特別に高いといえるかどうか?の問題において
アメリカのインフルエンザのが大変とか言う人がいる。
— TTMつよし🤓海外ニュース発信!YouTuber (@ttmtsuyoshi) 2020年2月2日
米国のインフルエンザは少なく見積もって1500万人がかかり、8200人の死亡。
武漢肺炎約14,500人かかり300人死亡。
米国インフル致死率は0.0546%
でも武官肺炎致死率は2%
うーん、武漢肺炎のが36倍くらい死にますよね…💦
俺の計算間違い?
このような計算も確かに成り立ちますが、今のところ、感染しても、そもそも発見されにくいということを考え合わせると、実際の致死率もこんなに高くないことになりますので、過度に恐れることはないかと。
よって、これまでの発信は、幸いにして「杞憂」であった可能性が高く、お詫びするとともに、通常のインフルエンザ流行期と同等以上の対策は取っていただけますよう、そのうえで、日々の暮らしをしっかり充実させて頂けますよう、改めてお願い申し上げます。】