超簡単薪ストーブ調理

当社で販売している薪ストーブで、どんな冬の暮らしが待っているかを紹介しているブログです。  興味を持って頂けましたらぜひお問い合わせ下さい

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「ペットや小さい子どもって、あぶなくないのかな?」

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 昨日、アイドルさんによる薪ストーブ記事を引用しながら、当ブログも「負けるものか」宣言をいたしました(笑)

aiken-makiss.hatenablog.com

  ……で、対抗(?)して、我が家の「アイドル」です。「しまねこ」っていう名前です。かわいいでしょ?でも、実は、もうすっかりお婆さんだったりします……アイドル詐欺ですね(笑)

 さて、薪ストーブの設置を仕事にしていると、かなり、よく聞かれるのは「え?表面温度500℃?そんなの、危なくないんですか??」

 ……はい、よくわかるんです。頭で考えたら、必ず、そうなります。この記事を書いている今も、書きながら、どうしようか、どこまで詳しく説明しようかって、迷っているのですが……

 理屈の上では

「生き物は、強い輻射熱を受けると『その物体が熱い、触ると危険』というのを本能的に感じることができます。輻射熱の強さは、物体の表面温度と表面積に依存しているため、その両方の条件を兼ね備える薪ストーブに、自分から触ろうという生き物はいません。」

 ということになるのですが……

 つまり、物言わぬ生き物でも、自然と、安全な距離を取るようになります、という単純な事実なんですが、それを、どう言えば「頭で理解してもらえるか」、なにしろ私は「薪ストーブを売りたい人」と見なされているわけですから、理屈を説明すればするほど「怪しい」です。

 一番良いのは、実際に当たって頂くことなんですよ。「熱さ」というかモキ製作所の薪ストーブから出る輻射熱の実際の「暑さ」に。それで普段はもっぱら「百聞は一見にしかず」作戦で、実際に体験して頂いております。愛知県犬山市名古屋市守山区のいずれかでご体験いただけますので、ぜひご遠慮なく~♪

 しかし当ブログでは、写真と文字で説明をしなければなりません。そこで、我が家の「アイドル」、しまねこ登場。

 しまねこを見ていると、本当に正確です。ネコ温度計と呼んでいいくらい。冒頭の写真は、薪ストーブがすっかり静かな燠火状態になった状態での一コマ。一方、炎がガンガンに上がっているときは、こんな感じ。

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 我が家の「アイドル」、しつけなんて、したこともないし、そもそも受け付けないし(笑)

 動物と、赤ちゃんのような小さい子さんって、私は、同じだと思います。でも、実際の可愛らしい小さなお子さんと、そのお子さんが可愛くて仕方ない様子のお母さんを前に、そんな「動物と同じ」なんて、なかなか言えません(笑)

 ウチにもヨチヨチ歩きの子どもがいれば良かったな……と、思って、ネットを探したら、ありました!体験談!!すごい!!!まさに欲しかった情報!!!!

fanblogs.jp

 ここまで述べて来ましたように、私は、この方が問題提起のブログの中でおっしゃった、

諸先輩方のご意見では,
「3歳上ならフェンスはいらない.それ以下ならいる」
とか
「人間の本能で意外で子どもは大丈夫.赤ん坊でもわかる.大丈夫」

と2種に分けられます.

 という2種でいうと、後者の意見を支持するものではあります。ただ、責任を持って設置させていただくうえで、実際に薪ストーブの「暑さ」にあたって頂いた方にも、必ずご説明するのですが、「それでも」理論上はリスクは想定されます。

 ……やっぱり、全部書いてしまうことになるのですが、薪ストーブが冷めていく時間帯って、炎は見えなくても、暖かい輻射熱を感じますから、自分から触ろうという気にこそ、ならないと思うのです。でも「危ない」って感覚は、ガンガンに燃えている時に比べて、ずっと減りますので、よちよち歩きで「近くを歩くこと」は、できてしまうのですね?理論上。

 ご存知の方ならピンと来ると思いますが、兼好法師による「徒然草」第百九段、『高名の木登り』のお話なんですよね、この問題。一見安全な高さまで降りてきたときこそ、怪我をしないように用心しなければならない、という……

 その点、ご紹介のブログのお子さんはとても賢くて、薪ストーブの近くを最初から歩かないようですが、もし我が家の愚息がよちよち歩きの時代だったら……冷えてきた薪ストーブのそばを、歩いたと思う(笑)

 そこで「おっとっと」とか、ふらついて、思わず手を薪ストーブ本体についてしまう、それが一瞬なら「あちち!」という程度で、実際は問題ないのですが(これは見学にみえた方には実際に触って体験して頂いております)、我が家の愚息くらいトロいと「転んだ」ままとか……

 

【追記】その後、考えるようになったのですが、家の中でも生活習慣的に走り回ってしまうお子さんがいらっしゃる場合、安全のためにフェンスを設置するのは事実上「必須」かもしれません。ここまでの記事は、走り回ることがない、ということを想定しております。

 

 ……ですので、設置する側としましては、ご心配でしたら、最初はフェンスを設置していただいて、それで様子を見て、大丈夫とご判断されたら外されてみてはいかがですか?と、申し上げております。フェンス特注、大丈夫です。得意ですので。

 とりあえず、デロンギヒーターのようなオイルヒーターとか、そういうものがあるご家庭なら、薪ストーブが冷めていく状態は、基本的にオイルヒーターなどと同じですので(モキ製作所の薪ストーブについては、かなり輻射熱を感じやすい本体であるので、表面温度の割に危険を感知しやすく、より安全とは思います)、それで予め様子を見られてもいいかもしれません。

 以上、このブログらしからぬ「真面目」なご説明となりました。お役に立ちましたでしょうか?堅苦しい長文ですのに、最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

 次回は、普段どおり、軽薄(?)に戻ります。それでは、とっても寒いですので、お身体にはくれぐれもお気を付け下さいませ~~~