超簡単薪ストーブ調理

当社で販売している薪ストーブで、どんな冬の暮らしが待っているかを紹介しているブログです。  興味を持って頂けましたらぜひお問い合わせ下さい

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薪ストーブがあれば、厄介な換気扇フィルター掃除も超お気楽!

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 なんだかあれよあれよとジェットコースターなみの緊張感あふれる乱高下に終始した本年2020年、大晦日。東京はいよいよ新規感染者数1000人越えどころか1300人とかで、穏やかな年の瀬どころか、自粛せねば人で非ず、いよいよ戦時下みたいな「空気」が支配的なわけですが……

 本当の戦時下の「空気」の中でも、真に勇気ある人々は、自らの日常を、戦争前と同じく楽しみを見出しながら過ごしてきた、正確には「それができるように」積極的に工夫し、知性を発揮してきたのだと思うのです。

 不肖わたくしも、せっかく薪ストーブという最強最高の生活道具と暮らしているわけですから、ちょっと日常を積極的に楽しんでしまおうと!

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 日常の年、大掃除ですよね?……というか、年末だからとかこつけて、普段はやらない部分も、重い腰を上げて、たまにはやっつけてしまおうとか、そうでないと何時までも、ずーっとやらないから、というのが正確なところだろうと思うのですが……

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 換気扇フィルターの掃除って、気が重いのですよねぇ……茶色い粘っこい油でベタベタで。掃除するにしても、とても強力で身体に悪そうな洗剤使ったり、ベタベタ粘々で頑強な茶色の膜を強引に拭き取ってみたり。最初から新聞紙を周りに敷き詰めたりしたくなりそうな、お掃除のラスボス感。

 でも、私は、夏のNHKラジオで、どなただったか忘れてしまったのですが、セスキ炭酸ソーダを溶かしたセスキスプレー液を作って、換気扇の部品に吹き付けて、黒いビニール袋の中に密閉して太陽光の熱で暖まるように放置して置いたら楽勝……みたいな話を聴いて

 

要は油汚れに対してはアルカリで加熱するのが有効ということだから、年末に薪ストーブで同じことやればいいや

 

……と、年末が来るのを待っていたのです!!(笑)

 朝や夜は忙しいから、寒い日中なんかが最高♪……って思っていたら、ホントにそういうことになりました!!実際には東海地方は昨日までは結構暖かく、寒波の本気モードは今日から!!

tenki.jp どうせ日中から薪ストーブ焚きたくなるし、シチュエーション申し分ないです!!いざ!!

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 我が家には「セスキ」、つまり過炭酸ナトリウムなんて高級品??というわけでもないけど、そんなもの常備してなくて、重曹、つまり重炭酸ナトリウムしかないけど、薪ストーブあれば何とかなるでしょ、ということで!!

naturalseikatsu.ciao.jp 巷では、この換気扇フィルターみたいな用途では、やはりセスキがイチオシ好評ですが、薪ストーブを使われるようなご家庭なら、たいてい、どのご家庭にも重曹は何故かありますので!!そっちの方が記事として潰しが効くでしょうと。

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 ただ、その代わり「量で勝負!」みたいなところはあって。たぶん200グラムくらいは叩き込んだかなぁ……加熱しているので重炭酸ナトリウムの「重炭酸」の部分が二酸化炭素と水に変化して泡々です。なんだか汚れがよく落ちそうな気分になります(笑)

 そして、1時間以上は煮込んだかなぁ……火力は穏やかで充分で(むしろ沸騰させない方が安全)、日中なので、暖房するにせよ、どちらにせよ穏やかな火力を出すために、空気を絞ってもじっくり燃えてくれる薪の方が有利になります。煮込み料理と同じ。

 ですので、成り行きですが、我が家でも最高級の密度のある、良く乾いた、太くて重い薪を使いましたね……撮影のリハーサルとか、2枚あるフィルターを使って色々やってたので、放置してても、ホントじっくり、うまい具合に穏やかに燃え続けてくれたのは良かったのですが………なにか、こう……すっごい「もったいなかった」感も!!弊社のユーザーさんでしたらわかっていただけるはず(笑)

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 1時間も重曹(弱アルカリ)で穏やかに煮込めば、ギトギト粘々だった油汚れも、モサモサと浮いてきますからね、この工程が、やぱり一番重要だと思います!!焚き火の腕前でコントロールしても良いですけど、やっぱり良い薪はラクです!!

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 そして!!アルカリで化学的に油を加水分解で変質させたところで、物理の登場。スチーム洗浄機!!

www.homes.co.jp いや、ホームセンターで安売りしてたんですよね……税込み3000円とか、そんなんじゃなかったかしら??モキ製作所の薪ストーブ&スチーム洗浄機、コスパ的に最強で「全く手を汚すことなく」、あのギトギト粘々もやっつけれるんじゃないかって!!

 とにかく、本質的にベタベタとあちこちに張り付いて、頑固で落ちにくい汚れだから強引に落すにしても、すごく手が汚れるというか、力も要るし、とにかくスマートではないじゃないですか?それが、全く手を汚さずにやれたら、すごいなって!

 結果、期待通り。化学と物理の組み合わせって、弊社ユーザーさんには納品時に、そのことも説明するんですけど、やっぱり、こういう「日常のリアルな仕事」の本質だし、きれいに組み合わさっていれば最高ですよね!!

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 スチームを吹き付けた成果は、ご覧の通り……調理のブログって建前を完全に放棄して、写真レポートに徹してますので、見苦しいことでごめんなさいm(__)m

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 漬け置きのバットの中で汚れの濃度が増した2枚目は、一応洗剤も併用しましたが、一枚目なんて、お湯と歯ブラシだけ、そして素手で全然ストレスなく、キレイにできました!!シンクの汚れもベタつかずにお湯の勢いだけで流れていきます。

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 歯ブラシは、本当にお湯だけで洗った状態のままです。それで洗ったあとの表と……

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 裏です。表が茶色くみえるのは、汚れが残っているのでなく、錆びてるのですよね………orz もうちょっと、マメに掃除をするように心がけましょう、わたくし!!

 

 そのようなわけで「完璧」というほどに、気分の良いミッションでしたが、いくつか注意点を。

  1. 本記事では「6枚取り」というステンレスバット(アルミだと腐食の恐れあるので)を使いましたが、大きさがギリギリだと、やはり処理後の汚水(真っ黒でオソロシイです)を捨てるための持ち運びが大変です。かといって、汚水をいったん別の容器に汲み取るのも、なんかイヤですし……可能であれば、チャプチャプ波立っても(波が結構共鳴します)、汚水が溢れない大きめ(深め)のバットがお勧めです。
  2. 特に水位が7割以上の状態でステンレスバットを運ぶなら、滑らずコントロールが効くように素手が一番確実ですが、沸騰近い温度だと火傷の恐れもあるし、そもそも熱くて素手では持てません。その点、モキ製作所のような「すぐ暖まる」タイプの薪ストーブなら、逆も真、炎を収めれば「すぐ冷める」ので、汚水のハンドリングも楽ですが、すぐ冷めない薪ストーブだと、汚水はどんどん煮詰まっていくし、持てないし……で、掃除出来たは良いけど、最初から汚水のハンドリングを考えておかないと後始末に困ることになるかも。
  3. クサイです。私なんかは、学生時代のバイトが、家庭教師を除いて、モスバーガーとかファミレス等々、ことごとく飲食業だったので、グリドルの掃除でもなんでも、慣れた臭いでしたが……慣れない人だと、煮込んでいるうちに気分が悪くなるかも。

 そういうわけで、臭いのように仕方ない、イヤな思いをする部分はありますが、やっぱり、この方法が素晴らしいな、気分良いなって、思うのは……自然なのです、「最初から無理がない」というような意味で。

 どこにでもある、誰にでもわかるような、単純な道具、単純な材料、単純な原理の組み合わせ。超強力洗剤ではないけど、強引に問題を解決しようとか、何もしていないのですよね?「セスキ」ですら使っていません。それで、これだけスムーズに課題が解決できる。

 私は、薪ストーブ、具体的にはモキ製作所の薪ストーブですが、それに人生を賭けようっていうくらいに好きですが、それはやっぱり同じことで「無理がない」のです。どこまでも合理的だから、自然に、ラクに使えて、それでいて、びっくりするような成果が出せてしまう。

 2050年に二酸化炭素排出ゼロ、カーボンニュートラルとか、そういう話もありますけど、そんなの何もなくても、自然と無理なく、化石燃料原子力に頼ることなく、太陽のエネルギーで暮らせる。

 だってノウハウさえあれば、捨てられるようなタダで手に入ってむしろ感謝されるような「燃料」でも、煙も迷惑をご近所にかけてしまうことなく、何でも燃やせて、思うような炎が作れて、ポカポカ暖かいし、ネコは幸せそうだし、調理させたら簡単で超美味しい!!

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 まさに今、このブログを書いている情景です。これからご飯作りますが、すっごい楽しみです!!だって作る前から「美味しい」って知ってるもの!

 ……しかも、これが一番大事だと思うのですが「どんな状況でも続けられる」のですよ、ずーっと。だって、この薪ストーブって壊れようないし、維持管理のお金かからないし、燃料も何かしら手に入るし。

 そして「自然と暮らす」ノウハウだけが、使っている自分自身の中に蓄積されていくわけです。逆に言えば、そうやって「自分たちへの内部への蓄積」よって、厳しい自然界という世界に適応してきたのが、人間という生き物です。何か便利な「解決策」が、どこかから降ってくるとか、本来「ない」と思います。

 災い、まさに「禍」の一年だったかもしれません、災いなんて、無いに越したことはないに決まってますが、でも現実、とりわけ自然界には勝てません。また「空気」の話を冒頭しましたが、人間である上、社会の多数決にも勝てません。

 だからこそ、何でもない日常を、より自然に暮らせる平常心なり、スキルなりが、何よりも大切なのだろうと思います。いかなる中でも、一度しかない人生を充実して過ごすために。

 今年も、読むのが大変な長文に、たくさんお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。大丈夫ですよ?こんな長文を、ここまでお読みになることができた、あなたさまなら、来たる新しい年だって、きっと。

 まずは、寒い日が続くようですから、暖かくして、お風邪など召されませんように。できるだけ、日々無理せず、楽しくお過ごし下さいませ!!自分が大切にしたいものが大切にできるよう、世間がなんと言おうとも「自然に」です。

 それでは、また!お元気で!!