新年、明けましておめでとうございます。お正月ですが、ちゃんとお酒を飲んで、ぐうたらに「理想的に」過ごせていらっしゃいますでしょうか？
新しい年になりましたし、さあこれから頑張るぞ、というか、私、この年末年始あまりに忙しくて人生で初めて未だに年賀状一枚も書けていないので、ホントは今日もバリバリ用事に没頭するべきなのですが、人生の状況もいろいろ変わりまして、今夜はあえてゆっくりしております（年賀状頂いている方、ゴメンナサイ）。
冒頭写真、さきほどツィッターでつぶやきましたが、我が家のネコです。
薪ストーブのある風景。小出力運転中のネコ。 pic.twitter.com/nKKQOe4PWc
— 大屋＠薪ストーブ事業 (@aiken_makiss) January 2, 2018
この記事は、本当にリアルタイムに書いておりまして、これが、今の薪ストーブの状況です。
私、ブログは
「あ、これをお伝えしたい！」
と思った時に書くのですが、このお正月、我が家の状況は、昨年と比べて、大きく変わったことがあります。
穏やかな炎が、ずーっと、見えるのですよ……
これから記事にしますが、我が家、薪事情がムチャクチャ逼迫しております。プロなのに（笑）理由はいろいろありますが、とにかく薪を節約しなければならなくなっています。しかも2か月くらいしか干していない薪を輻射熱で乾かすという自転車操業もやりながら！
でも、お正月は、基本的に皆が家にいますから、かなり長時間焚きっぱなしになるというか、せっかく薪ストーブがあるなら、そうしたい。
そうすると、薪ストーブをガンガンに焚いたら心がいくつあっても足りないので、非常に慎ましく、小さな小さな炎で運転を続けることを余儀なくされます。家長であり、炎のプロとしての腕の見せ所ですね（笑）
今も、昼間は陽も差していたし、お正月ということでコタツも出していましたが、夕方4時くらいには薪ストーブに火を入れて、もう、5時間以上、立ち上げ時（盛大にいきます）を除いて、写真のような、こんな炎で運転を続けているのですが……
youtu.be ……なんか、すごく嬉しくて。
だって、ずーっと、こういう炎が「見える」。ゆっくり、穏やかに、焚火か囲炉裏を楽しんでいるような気分。薪なんて、ここまで細々とした炎なら、なんの心配も要りません（笑）
そしてこんな小さな炎でも、あるとないとでは大違いで、私、素足なのですが、ちょっと離れた机に座って、こうして書き物とかしていても、ちょっと炎が消えて燠火になるだけで一気に冷え込みが来るからすぐにわかります（笑）炎は本当に偉大。
そもそも、小さくても炎の灯りがよーく見えるので、全然苦にもならずに、時々、薪を足しながら、ご飯を皆で食べたり、長女が穏やかな薪ストーブ＆銅鍋でゆっくり沸かしたお湯でアップルティーを淹れるのを眺めたり、ゆったりとした時間を過ごしています。
それだけ、なんですけどね（笑）でも、たぶん、むちゃくちゃ贅沢な時間だと思うのです。
昨シーズン、MD80Ⅱ初期型ノーマルでiGブースターがつけられなかったころ、やっぱり小出力運転でしたが、こんなにゆったりはしていなかった。ガラスは1時間もしないうちに真っ黒、炎なんてまるで見えないから、小さな炎の維持には困難を極めていましたので……
かといって、鋳物の薪ストーブのように、1時間で例えば薪が3キロとか5キロとか言われたら、薪の準備ができない私……ムリです。とても心穏やかで居られません。
でも、この動画の燃焼状態の継続なら、1時間500グラムは難しいと思いますが、1時間1キロは絶対に切っています。これが、私のような、炎は大好きだけど、たくさんの薪を準備するとかは超苦手な人間にとって、どれほど幸せなことか！！
薪の準備の大変さは、お金でキロあたり60～80円とか（つまり、1000キロ＝1トン＝見かけ体積ざっくり2立方メートルで6～8万円、つまり1立方メートル3～4万円）で、品質良好で乾いた薪を買えるなら別ですが、自分で準備しようとか思ったら、実際にやってみたら本当に大変さを実感する羽目になります！！（私がヘタレ過ぎるだけで、世のお父さんは、もっと逞しいのかもしれませんが……）
ですので、これは、お伝えしておくべきであろうと。
お正月休みで、いつかは薪ストーブとか、お考えになって、この記事を読まれているかもしれません。今は、私が何を言っているのかよくわからないでしょうし「薪ストーブならどれでも一緒、燃やし方次第」とか思われるかもしれません。薪の消費量について、はっきりと数字出して言う人、この業界、ホント居ませんので（「人による」とか言ってないで、動画出して、「この炎なら、このくらい」って、はっきり言えばいいのに）……
でも、真実、真実、と言い続けて（もともとは技術屋、調査のプロです）、今は誰よりも商売を重んじる人間が、薪ストーブについて「これ（モキ製作所）しか」扱えないと「特別扱いしている」という事実、そして、実際に暮らしてみて、お正月からリアルタイムで報告しているという意味を、薪ストーブを検討する中でお考えになって頂けますと……
……良いことがあると思うのです。本当に。
だって……
道具や機械には
創り手や、使う側の思いが
良くも悪くも正直に伝わって
しまうものだなぁと
私の大好き＆尊敬する、MD80Ⅱ＋iGブースターの最初の、とあるユーザーさん、企業の命運を背負って何億ものお値段の設備を検証し購入設置し実際の製造現場で使えるようにしている、設備導入のプロ中のプロの言葉（メール原文ママ）です。
この薪ストーブを「発明」された茂木国豊さんの思いも、iGブースターの発明者である「いで爺」さんの思いも、間違いなく本物です。おかげさまで我が家のネコは、こんなヘタレな家長の家に来たのに、とっても幸せです（笑）
この幸せを、ぜひ、あなたにも＆今年一年も、良い一年でありますように。
お正月、お身体には気を付けてご機嫌でお過ごしください。でも、食べ過ぎには気を付けて～～！！（自分向け（笑））
それでは、また。
