超簡単薪ストーブ調理

当社で販売している薪ストーブで、どんな冬の暮らしが待っているかを紹介しているブログです。  興味を持って頂けましたらぜひお問い合わせ下さい

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超簡単薪ストーブ調理にこだわり抜いた私にカレーを作らせたらどうなるか

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 怒涛の平日毎日更新の当ブログですが、時にはピンチに陥ります(笑)

 今日はその最大のピンチ。なぜかと言いますと、今日は朝から、明日のイベントの準備をしているのですが、未だに、全然終わらないのです!!この記事のコメントで紹介しました

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こちらのイベント

 

森の再生体験ツアー

 

なんですが、「フォレストニア」の加藤社長のご尽力で、多数の方にお申込みいただき、店員オーバー、やむなくお断りさせていただいたという状況で、いや、さすがアロマ&森林ツアーの威力すごい……というか、皆さんの薪ストーブへの関心はどうかわからないのですが、ともあれ、お昼ご飯を担当するわたくし、絶対に、がっかりさせるわけにはいかないのです!!

 ただ、申込者は合計でキャンセルもあった最終段階として23名、薪ストーブ1台でどうしよう??という世界で、メインはカレーです(笑)ありきたり。

 それでも、ここはやっぱり、料理をテーマとするブログの書き手、しかも薪ストーブをこよなく愛し、超簡単までを謳うわけですから、ただのカレーというわけには参りません。故 丸元淑生氏のシステム料理学から料理の世界に入り、素材と調理器具の持ち味を徹底的に活かすことを信条にしておりますので、イベントに参加いただく皆さんに食べて頂くカレーも、こだわり抜かれたものでなければ。

 ……ここで、私の妻曰く

 

 「そういう、やたら「こだわりがある」という人の作る料理って、実は大概、普通の人にとっては美味しくないのよね~~」

 

……ごもっとも。私も、そう思います。妻の料理は、なんのこだわりもないといいつつ、確かに美味い(笑)

 しかし、ここで、こだわらなくては、当ブログの書き手としては存在意義がないのです。ただのカレーでも。実際に美味かったかどうかは、明日、ご参加いただく皆さんに委ねるとして、どんなカレーを作るか、ご紹介~~♪

 カレーの基本は、なんといっても玉ねぎです。とりあえず8人分想定で、4個のちょっと立派な玉ねぎを刻んで、鉄の中華鍋一杯にして炒めます。

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 ちなみに薪ストーブではちょっとこの丸底の中華鍋は合理的ではありませんので、さすがにガスコンロです(笑)さらにちなみに、私には大学時代にバイト先の料理職人に少しだけ手ほどきをうけていて、その人に言わせると「まだ薄いな」と言われましたが、今となってはそれなりに重い鉄の中華鍋です。もう20年以上我が家のメインです。

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 その鉄の中華鍋で、最初はやや強火、次第に焦げ付いてくるようになるので、だんだん炎を弱めて最後は弱火でじっくり、飴色になるまで炒めます。ここで甘みとトロみを出すのです。だから、徹底的に炒めます。

 炒め上がったら銅鍋に移して、この時、甘みの元になる粘りも鍋肌に残っているので、分量を量ったお湯で何度かに分けてこそぎ落しながら移します。化学実験で「収率」を追求する工学部化学科のお約束です(笑)妻に言わせると同じ鍋ならこの操作は要りません。

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 次は同じ中華鍋で人参をいためます。これは小さいの12本、約900グラムですが、これで16人分なので、8人分なら、この半分、つまり、中華鍋でいっぱいだったら倍量になるので、見かけ体積は半分の割合ですね。火が通るまで炒めます。

 そして、ジャガイモですが、ここで普通は表面に火が通るくらいに炒めるのですが、長崎産の新ジャガですので、ただカレーの中で煮崩れるよりも美味しい食べ方はないかと思って、どうするのが一番美味しいかなと思った結果、別途、皮ごと蒸しジャガイモにしてみることにしました。

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 これは、カレーを食べるときに合わせようと思います♪ 圧力鍋の高温で短時間で栄養を守ったまま蒸し上げました。ただ、これも、ガスコンロですね。

 で、ここまで出てきているのは、薪ストーブ以外の熱源ばかりですが、ここからようやく薪ストーブです。炒め終わった具材を鍋で煮込みますから、薪ストーブの出番です。カレーで大切なのはストックですが、ここは「超簡単」ですので、ごめんなさい、これでご勘弁を。

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 炒め合わせた具材を煮るためのストックは、温度を合わせて加える必要があります。ちゃんと、あらかじめお湯として調製します。濃度は、指定の半分を目途に加減します。今回は肉を後から加えるので、半分よりも少し多い目にしました。

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  そして、ストックでしばらく煮た後に、いよいよカレー粉を加えます。ここからが薪ストーブの本番。ストックの量は16人分にして1900㏄。本来だと2400㏄くらいはないと焦げ付くところですが、写真のとおり銅製の鍋、そして薪ストーブの天板。焦げにくい最高のコンビです♪

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 明日の参加者の皆さまが、喜んでくれるといいのですが……ちなみに、大人のぶんと、子供のぶんを作り分けました。カレー粉は、スパイスを混ぜれば本格的ですが……やっぱり、超簡単なので、市販のカレー粉を使っちゃいました(笑)世間にはいろいろありますが 、バーモンドカレーとかだとちょっとガッカリかなと思って、こんなの。

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 このカレー粉は、牛脂に頼っていないあたり、私は好きです。丸元さんに教わった私の原点も、丸鶏と野菜のストックのカレーだったし♪

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 分量は、16人分としてはだいたい分量通りです。水が少ないだけ。あと、玉ねぎが多いので(カレー粉の説明では20人分相当)、甘みが強いので、塩を足してバランスを整えてあります。お子様カレーの方は、「甘口」を使用して、あと16人分の半量、8人分として調整してますが、塩を入れる代わりにカレー粉をちょっと多くしたのと、カレーの仕上げのスパイスを大人にもらいました(笑)

 ちなみに、本当は丸元さん仕込みらしく、さらにレモン汁で味を整えたかったのですが、銅の鍋の弱点は酸が全く使えないことですので(錫引きが溶けたり、銅のすごい苦い味が混じる)、ここは痛しかゆしです。焦げない、どこまでもやわらかいまろやかさとの引き換え。

 肉は、鶏もも肉を、ここで述べた原理で、包熱効果を最大限に生かしながら、薪ストーブの天板でその場で焼き上げて供する手はずです。ホント美味しいから、きっと喜んでくれるはず♪

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 ちなみに「料理の味は調理器具次第」がテーマの当ブログ、鶏もも肉は、ここで出てくる「オールパン」「ワイドオーブン」で焼き上げます。

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 そして、付け合わせはブロッコリーを、やはりその場で無水調理に。

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  デザートは、天板で焼いたお餅をぜんぜいに入れて。もちろん「井村屋」です。これも、今日、買ってきました♪

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 あと、本当に小さいですが、焼き芋を、一人一本持って帰ってもらいます。これは、仕方ないので、とにかく寒いので薪ストーブは最初から最後まで全力運転、天板の上で網に載せて転がす予定です(笑)

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  そんなわけで、当ブログ、「フルスペック」のおもてなし。どうなりますことやら。上手くいったら、また報告するかもしれません。上手くいかなかったらスルーしてると思いますので、その時はそっとしておいてやってください(笑)

 なお、この催し、今回の結果次第ですが、「フォレストニア」の加藤社長は、来年もやろうかな、と、考えて頂いているようです。我が家は、明日の朝は薪ストーブをつけることなく、70㎏のボディーを車に積み込んで馳せ参じます。大変ですが、喜ぶ顔が見れるなら頑張りますので、次こそ、どうぞお越しくださいませ(笑)

 現在の時刻は23時15分。今回は本当にギリギリのタイミングとなりました。平日毎日更新の当ブログ、いつもご愛読いただきまして誠にありがとうございます。またお会いできるのを私も楽しみにしております。

 それでは、また。行って参ります!!……って、まだ、準備終わってないし~~ブロッコリーの茎を切らなきゃ!!(笑)