いよいよ師走感が高まって来た週明けです。週末はいかがお過ごしでしたでしょうか?比較的暖かでしたが、我が家では、薪ストーブがコンパクトな炎をあげていました。こんな感じ。
それほど寒くない休日の寝坊の朝。穏やかな炎で薪ストーブ立ち上がり。 pic.twitter.com/ec322TfATg
— 株式会社愛研 薪ストーブ事業担当 (@aiken_makiss) 2016年12月3日
モキ製作所の薪ストーブの良いところですが、少ない薪でパッと暖まるので「ちょっと寒いかな」という程度の時に、小さな炎で短時間だけ燃やす、ということができるのですね??焚き付けも極めて簡単ですしね。これ、意外と「薪ストーブの常識外」、ポイント高いのですよ。
ただ、立ち上げとして使った2キロにも絶対に満たない程度の量の薪で、追加も何もしなかったのですが、そこまで薪が少ないと、せいぜいコーヒーを淹れるお湯を沸かす程度で、得意の薪ストーブ調理も天板ではちょっと難しいし、燠火にしたってそもそも少ないので、焼き芋を焼くにも、我が家にあった芋の太さを考えると、いかにも力不足でした。焼き芋の太さについての考察は、こちらをご参照あれ。
だから、せっかくの休日ですが、そんなに寒くない時は、いつもそんなものなのですが、特に薪ストーブで何か調理しようという気にもならず、のんびりと、コンパクトな炎が収まっていくのに任せていたのですが……
我が家、妻がちょっと働きに出ておりまして……大変だなあと、午前中の「おやつ」ではないですが、何か出る前に食べさせてやれなかな、と思ったのですね?そこで、目につくのは当然、薪ストーブ。すでに、小さな小さな燠火です。かき混ぜると、ホワッと赤いところが見える程度の。
でもね、モノによっては、これでも充分なんですよ。「超簡単薪ストーブ調理」♪
ちょうど、ちょっと美味しいめの食パン……スライスせずに売られているものですね、それが冷蔵庫にあるのを思い出して、妻の好みの厚さに切って、燠火の上に焼き網をセットした薪ストーブの中に、ひょいひょいひょい、と。
穏やかだけど、そこは基本、炭火と同じ遠赤外線。見る間に良い色に焼けていきます。オーブントースターよりもはるかに早く、手軽です。なにぶん、庫内はやんわり暖かい程度ですが、燠火はすでに「目に見えてそこにある」わけですから。遠赤外線がパンにまんべんなく当たるように、時々パンを動かしたりひっくり返したりして……
思いついてから、何分もしないうちに、あっという間に、出撃する妻への陣中見舞い、出来上がり~~ついでに、自分の分も焼いてしまったりするわけです(笑)
炉内でパンを焼くにしても、遠赤外線なので、電熱ヒーターによる普通のオーブントースターと原理的に全く同じはずなのに……これまた不思議なことに、圧倒的に、美味しいのですよ。薪ストーブで焼くと。
たぶん、電気ヒーターのように「小さな遠赤外線の発生源」ではなく、面積があるので、全体が均一に焼けやすい、また、より短時間で焼けるということが理由だと思うのですが……
まさに、表面はパリッと。中身はふんわり、もっちもち!!……パンに音を立ててかぶりつくと、パンの中味から美味しそうに湯気が上がるわけです。
……妻も私も、パンに何もつけずに、あっという間に平らげてしまいました(笑)
たった、それだけの話なんですが、なかなか、幸せなんですよ。そんなに寒くない休日に、穏やかに燃えた薪ストーブの、小さな燠火がくれる、小さな幸せ。
そんなわけで、当地愛知県、比較的暖かい朝から始まった今週ですが、これからまた寒くなるそうですので、お身体にはくれぐれも気を付けて、どうぞお元気で。
アクセス数の傾向からご好評いただいていると思われる当ブログも、先週にお約束した通り、元気に、薪ストーブをガンガン燃やすほどに楽しい天板料理のことを書こうかなと思います。
乞うご期待♪