週明けの朝というのは、たぶん、日常生活の中で、本当はいちばん大切にしたい時間じゃないかと思うのです。
生活全般の「勢いの良さ」、一週間の「パフォーマンス」を、左右する時間。
何事も「初め」は大切ですが、新年だとスパンが一年と長すぎるし、逆に毎朝は変動が大きすぎる。一週間というのは、リズムというか「繰り返し」的にも「ちょうどいい」ので、心新たにする機会として活かせるといいなと思うわけです。
そこで、週明けの朝ご飯!!なのですが……写真は、今朝、輪切りにしたサツマイモを焼いているところ。ジュージューと、こんがりキツネ色を目指しています。熱々ホクホクに焼けたサツマイモは、それだけで、心と身体がポカポカと暖かくなりますよね♪
そんな焼き物料理が、天板、しかもこんなに手前側で出来てしまうのが、モキ製作所の薪ストーブだけの、たぶん「特権」ですが、ここで言いたいのは、そういうことではなくて……
サツマイモって、輪切りにしたところで、なかなか焼けないじゃないですか?バーベキューとかでも、カボチャはあっても、ギリギリでジャガイモまで。サツマイモは、かなり火が通りにくいですよね?美味しいのに。
朝の忙しい時間、長時間、のんびりなんて焼いていられません。スピードが命です。特に週明けの朝ご飯なんて。
だから、今朝のこの写真の朝食には、タネも仕掛けも「ございます」。タネとは、昨日の晩の、わたくし。昨夜のツィッターより一部抜粋。
燠火が強力なので、今日、新たに買ってきた、網を高い位置に保つ「新兵器」でもって、こんなに太いサツマイモを焼く実験をしてみようと♪ pic.twitter.com/HoGnwLLGTD
— 株式会社愛研 薪ストーブ事業担当 (@aiken_makiss) 2016年11月27日
うーん……ちょうど、天ぷらレベルのホロホロ感で、美味しいんは美味しいんですけどね……もうちょっと、焼いた方が、ねっとりしますかね……今回、燠火が強い時間帯を網の位置を遠くすることで、芋をくるくるひっくり返す忙しさからの解放を試みましたが……もう少し工夫が要りそうです(笑) pic.twitter.com/zYXx5x4OyQ
— 株式会社愛研 薪ストーブ事業担当 (@aiken_makiss) 2016年11月27日
日曜の夜の時間のあるうちに、太くて立派なサツマイモを、焼き芋にしてみようとして、パン切りナイフでスッと切れるような、食べれるレベルまでもって行っていた、私の努力を「拾ってくれた」のが、今朝の妻です。
薪ストーブの火はつけて、お約束のコーヒーは淹れたけど、そこから先は、まあ、週明けですから、バタバタで何にもできない私に代わって、机の上のサツマイモを、この時期の週明けにいかにも相応しい熱々ホクホクの料理に即興で変えてくれたのが妻。我が家のナイスコンビネーション(笑)
薪ストーブが織り成してくれる、我が家の「仕掛け」です。
薪ストーブがあると、つくづく思うこと。料理というのは「それそのもの」が美味いとか、不味いとか、いわゆるレシピに書けることだって、もちろん大切なことですが……もっと大切なのは、そこに至る「思い」なんですよ。
材料調達や、調理のプロセスにある「思い」。これが、たぶん、料理の本当の価値を決めます。それは、よく言われますが「ご馳走」という言葉が、示している価値そのもの。
家庭をあずかるお母さん(最近はお父さんもあります)が、毎日の料理に込める「思い」は、たとえば子供の一生の中で知らず知らずに、本当に大きく効いてくる、かけがえのない価値です。
ただそれが、日々の暮らしの中でも、「思い」が仕掛けとして見えるなら、それはそれで、なかなか幸せです。
心暖まる食事の「きっかけ」に、薪ストーブ。
……ただ「肝心の」今朝の我が家の息子は、昨夜遅くに焼き芋を焼いている父の姿は見ていないし、朝のこの時間もまだ寝ていたし(土曜日が参観で、今日は休みなのです)、起きたら、なんか知らないけど、美味しい焼き芋のバタースライスが出来ていた……というだけのお話なんですけどね!!(笑)
それでは、今週も頑張りましょう。お元気で!!