薪ストーブは何のためにあるか?と問われれば、迷わず「焼き芋のため!!」と答える私ですが……(笑)
お酒も、好きなんですよ♪ 最近は、日本酒にはまっていて、お隣の美濃加茂市にある「御代桜」というお酒をうまいうまいって飲んでいたのですが、娘が福井に行っちゃったのがきっかけで「早瀬浦」というお酒に出会ったらホント美味しくて、何か素敵なおつまみがあれば、もう大喜びで、とっておきのお酒を開けるのですね~~
……で、薪ストーブなんですよ!!素敵なおつまみ製造装置。
薪ストーブの燠火で焼き芋を焼くには、燠火の強さを見極める経験とセンスが必要で、特に太い焼き芋は、焼き始めるタイミングとか、難しいという話をしましたが……
焼き芋は、どうしても「焼き芋食べたい」だから「目的ありき」になりがちで、そのイモが美味しい焼き芋になるように、燠火の様子を、かなりシビアにみていくというか、狙ったような燠火ができるように、神経をけっこう張り詰めるのですが……
逆の発想もあって、「今ある燠火」で、何が美味しくできるかを、考えても良いのですね??「燠火ありき」、薪ストーブという、せっかくの「手段」があるから、の発想。ある意味「思わぬご褒美」。
写真は、夜遅くに、すっかり暖まった部屋の中、かなり弱く、コンパクトになった薪ストーブの燠火で、穏やかに、ゆっくりとサンマを焼いているところです。同じサンマでも、記念すべき本ブログ第一話のエントリーで、とびきり美味いサンマを求めて、強火でガンガンに焼いていた状況とは、かなり違います。
つまり、ホントに新鮮で丸々太って脂の乗ったピカピカの生サンマは、頭も内臓もそのまま丸ごと、強火で一気に焼き上げるのが、ある意味「命への礼節」でもあるのですが……
頭を取って、内臓も取ってある一汐サンマだと、生サンマのような燠火の強さも燠火の範囲の大きさも要らなくて、冒頭写真のように、穏やかにな燠火でゆっくり焼いて、そしたら、とっても美味しいおつまみになるのですね?
サンマが穏やかに優しい色に焼けて、いい匂いがゆっくりと漂ってきて、食卓の上には、お気に入り、とっておきの日本酒……
静かな夜、しみじみと、お酒を飲みながら、思うのですよ。薪ストーブがあって、ホント、良かったなぁって……
そういう、静かにお酒を飲みたいな、ってシチュエーションでは、薪ストーブというのは、ホントに、こう、身構えないというか、自然というか……例えばガスコンロとか、魚焼きグリルとは、価値が違う。意味が違ってくるのです。
お?……なんか良さそうな燠火があるなぁ……おーい、冷蔵庫に、なんかあったっけ??ああ、いいねぇ、出してみて?ありがとう。あなたはゆっくりしてくれたらいいよ。ちょっと、焼いてみるから………うん、焼けた焼けた♪ あなたも、こっちおいでよ、ちょっと飲まない?美味しいよ~~♪……みたいな。
……これがまた、実際、美味しいんですよ~~何といっても「遠赤外線」ですから。要は「炭火焼き」ですから。
静かに更けゆく晩の満足度は、しみじみと、高いのです。
お酒は、できるだけチビチビと。けど、体重計、こわい~~~(笑)
このように、薪ストーブは、確かに、燠火があると、幸せが拡がりますが、燠火は、狙って作り出すにせよ、成り行きにせよ、その日の薪ストーブとしては「終盤戦」なわけです。にぎやかな夕食の団らんとの兼ね合いは、少し難しい。
そこで、次回は、モキならではの薪ストーブの夕食時の活用を。お楽しみに~♪