我が家で、薪ストーブを導入して、変わったこと。
焼き芋を食べる機会が、本当に、増えました。本当にもう、ストーブが点いていたら
「そうだ!焼き芋を焼こうよ!!」
だって……「簡単」で、すごく美味しいんですもの。
今、「簡単」というのを、「 」で括ったのはわけがあります。
準備するもの
芋
以上
……という意味では、非常に簡単なのですが、たとえば美味しい焼き芋を早く食べたいとかする場合、なかなかに忙しいのです。炭火と同じように赤々とした燠火(おきび)から出る遠赤外線を上手に使って焼くのが一番確実で早いのですが、正直、くるくるひっくり返すのが結構忙しいです(笑)
さて、ここで、何度も何度も、このブログでは出てくるキーワード「遠赤外線」。すごく美味しい焼き芋を食べるには、実は、この「遠赤外線」こそ、絶対に欠かせないものなのです!!石焼き芋が美味しい理由も、家庭用として焼き芋用の石やら鍋やらが、こんな感じでもてはやされるのも、まさにそれが理由。
【編集追記開始】初稿では、↑このようにCAFYの「理想の焼き芋は鍋で作れる!?あの濃厚な甘さと食感を再現しよう」と題する記事を引用していました。この記事は、とてもよくまとめられた、オリジナル性の高い良い記事だったと判断しているのですが、DeNAのキュレーションプラットフォームの社会問題化に伴い、CAFY全記事が非公開にされたので致し方ありません。代わりに、焼き芋の焼き方を試行錯誤して美味しい焼き芋を作られたレポートと
遠赤外線の効用について、食品大手ニッスイさんが自社サイトでまとめた記事の
炭火焼きは遠赤外線加熱/鍋が発熱する電磁誘導加熱|加熱(2/6)|ニッスイ企業情報サイト
以上2記事を、代わりの参考として挙げておきます。【編集追記終わり】
これは、「遠赤外線」こそが、美味しい焼き芋のポイントであるということで、衆目一致しているという証拠なんですね。
じゃ、「遠赤外線」で焼くと、他の調理法とは具体的に何が違うのか??というと……
甘く焦げた、カラメルの匂いがして、糖分が、黒い蜜になって、皮に滲み出てくるのですよ……この「皮」が、いちばん、美味いんですね?甘さが、ギュッと濃縮されていて、香ばしくて。
そして、中はもちろん言うまでもなく、しっとり、ねっとり、どこまでもやわらかく、甘い……という、上等なスィーツを超える美味しさの焼き芋を食べることができるのです。
まさに、この「遠赤外線」つまり、美味しい焼き芋を焼くことこそ、実は、薪ストーブの存在意義そのものであるといっても、過言ではないでしょう!!!
もう、この焼き芋だけで、薪ストーブを置く価値ありあり!!!暖房なんていらない……サンマの時も言ってましたね、私(笑)とびきり美味いサンマも、遠赤外線があってのことでした。同じです。だからこそ、薪ストーブ。
ところがですね、世の中には、こんな「おかしなこと」をいう薪ストーブ関係者がゴロゴロ(?)しておりまして……
……他にも多数で、多勢に無勢。おかしいのは、私なのでしょうか??薪ストーブのプロなのに、せっかくの「遠赤外線」を利用しないなんて……アルミホイルで包んでしまっては「意味がない」。それって、単にアルミホイルから熱が直接伝わってきて焼けるだけで、「薪ストーブ」である必要はないじゃん??
たしかに、放り込んでおくだけで「簡単に」(私など、濡らした紙で包んだり、アルミホイルで包んだり、という時点で、面倒になってしまうのですが)焼き芋(蒸し芋?)ができるという点では、意味があるかもしれない。しかし「アルミホイル包み蒸し焼き」では、失敗は少ないけど、絶対に「すごく美味しい」焼き芋にはならない。
ところが、世の中には、さらに「おかしな」ことをいう、薪ストーブ屋さんもいらっしゃって……(ごめんなさい、たいへん失礼でしょうけど、あくまでも「個人的な見解」としてですが、ホント、そう思ってしまうのです)
いや、あの……「”誰よりも美味い”焼き芋」と豪語して……アルミホイルって……アルミホイルで包んで焼いたサンマって、美味いか??ぐらいの、衝撃的な疑問が………
……勇気をもって、前言撤回しましょう。薪ストーブからの遠赤外線で作る焼き芋、「難しい」です!!条件や、手間やテクニックというか、五感をフル活用した経験、センスという点で。その代り、その「難しさ」に充分報いるほど、むちゃくちゃに美味いです!!
そこで、このブログでは、超簡単に(やっぱりそう思うもの)に、美味しい焼き芋をテクニシャン的に作る方法をご紹介していくわけですが、遠赤外線を使って焼くにしても、様々な方法が、実はあります。次回は、そのあたりからご紹介~♪