クリスマスイブです。私は普段と何も変わらず愛猫「みゃー」と過ごしています。
【我が家の飼い猫というか実態は通い猫みゃーの謎】私は小学校まで剣道と書道をやっていた影響で、今も椅子の上で、ごく短時間座るだけでも、つい正座をしてしまうのですが、ちょっと座って、すぐ立ち上がって次の作業を……と忙しくしているタイミングを必ず狙って、こうして膝の上に甘えに来ますorz pic.twitter.com/cPXKQxxdrs
— 大屋@薪ストーブ事業 (@aiken_makiss) 2024年12月23日
みゃーは意外にも律儀なネコで、例えばカリカリ、安いものをあげているので一回では食べ切らずに残して遊びに出るのですが、減っていって次を入れるタイミングでは、残っていたぶんをちゃんと最後まで行儀よく完食してから、新しいカリカリが山盛りに入れてもらうのを喉を鳴らしながら待ちます。
そして、みゃーも薪ストーブが大好きで、一日中つけていようものならソファの上であられもない姿になってますが……
薪ストーブがついてない時は、野生動物の顔して外に出かけて、スズメとか捉まえてきて食べますorz 私はそんなみゃーと暮らす独り身生活を楽しんでいるので、クリスマスイブの夜も勿論パーティとかあったものではないのですが、薪ストーブはあるものですから、ちょっと贅沢を。
「料理の味は調理道具次第」がこのブログのテーマですが、九州の雲仙ハムというもので、とっても贅沢な食材です。ここ数年は四国や九州の方からお呼びがかかることが多くて、食べ物が非常に美味しいので私は幸せです。
……とか言いつつ、普段も、クリスマスの夜も、こうして独りで全く寂しくないと言い切るにはウソがあります。家族がいるのなら、家族一緒に過ごした方がそりゃ幸せに決まってます。友人や恋人でも良いですが、とにかく気の置けない仲間と過ごすことができるならそれが一番です。
ただ私がこうして独りで過ごしているのは、ちゃんと訳があって仕方ないことなのです。当ブログを最初からお読みになっていた方なら「理由はわからないけど、今は独りなのね」と思っていらっしゃることと存じますが、自分でいうのも烏滸がましいですが、私は結構家族思いの家長でした。それが何故、今、独りなのかーー
あえて端的に言えば「暴力」があったからです、私から家族への。もちろん物理的に叩いた蹴った殴ったとか、死んでもないです。けど「善かれ」と思って一生懸命働きかけたりしたことは、結局は暴力と同じことだったと今は思っています。
すなわち、私は一応人並以上には頭は良いんじゃなかろうかと思ってましたが、これが社会に出てからは大苦戦、せっかく親から英才教育を施され、世間的には大したものと言われる学歴を持たせてもらって、ただ生きていくだけでこの大変さ……私は大変な危機感を覚えました。
そこで「こうすれば私のように苦労せずに生きていくことができる」と私なりに考えた「勝てる確率の高い方法」を、家庭の運用と教育において徹底したと申しますか、本人たちの意見も聞き意志を尊重もした「つもり」ではありましたが、弁が立って正論では負けませんから、結局は無理やり押し付けてきた形になっていたのですね……
私も本当に必死、一生懸命でしたが、今思えば、愚かなことだと思います。何しろ今の世の中は「何が正解か」なんて、もうわからない。私ごときが「こうすれば人生有利だ」と思ったことが100%正しければ、押し付けも意味があるかもしれませんが、そもそも「本人がやりたいように生きる」ということこそが人生での正解です。
私も「誰かに従属などすることなく、自由に自立した意志で生きる」ということを家族の誰に対しても望んでいたはずなのに、実は無理やり従わせていたという……結果、家族は皆、私から離れていき、私は独りになりました。そのことは妻にも子供たちにとっても「正解」だったと思います。
それにしても、今になって振り返ると、家長としては次のように振舞えば良かったなと、後悔ばかり山のよう……って感じです。
- 「甘えたい」に対して、可能な限りその希望を優先させて全力で甘えさせてやる。そうすることによって得られる満足感や安心感が、本音を出していいんだという信頼を育てる。
- 「甘えたい」といった相手の心情にまず寄り添ってやろうとすることで、相手に接するこちら側としても、それで初めて「心(意識)のチューニング」が出来て、相手の話が本当の意味で聴けるようになる。
- 経験や客観的な知識に基づくアドバイスや意見、説明は出来るだけするが、実際にどうするかは本人に完全に委ねる。特に子供たちに対しては「失敗する権利もある」と割り切る(実際、失敗からしか人は有効に学べない)。
ともかく私は無知に過ぎたし、当時の自分なりの最善は尽くしたのだから仕方なかったしか言いようがないです。実際「相手の考えを尊重する」というのは言うほど簡単ではありません。とりわけ自分は頭が良いと思ったりしてて、相手の為に役に立ちたいと願うほど難しいです。また善意だからこそ始末に負えません、自分で言うのもなんですが。
ただ、家族に申し訳ないと思うと同時に、私として残念に思うのは、家族が嬉しそうにしている、楽しそうにしている、そんな様子を見ることができる時間、私がもう少し賢明であれば、もっと増やすこともできたろうなと。今から取り戻せばいいと仰るかもしれないが、いやいや……失われた信頼は……ってところですねぇorz
要するに、これから先、社会の将来がどんなふうになるかなんて人の身にはわからない。そこで心配に顔を曇らせて、不安に駆られて「準備」などに忙殺されるよりも、関わりがより密になるよう、かけがえのない時間を、お互いにしっかり向き合いながら大切に過ごしましょうということです。具体的には甘え歓迎、まず今の相手を受け容れて、発せられる言葉等を黙って聴いてあげないことには始まりませんよと。
「降ろせばいいやん」と仰るとは思いますが……先代のしまねこや夏に逝ったムクとの日々を振り返るに、こういう「甘えさせて」とやって来る時間こそ本当の本当に可能な限り大切にしてやった方が「人生の限られた時間の過ごし方」としては正解なのでなかろうかという結論に至ってます。みゃーは得ですね
— 大屋@薪ストーブ事業 (@aiken_makiss) 2024年12月23日
人生は、その限られた時間を愉しんだもの勝ちですから、過ぎたことを悔やむよりも今を楽しむのです♪
うまみ成分いっぱいの肉製品とネギはよく合いますので、薪ストーブの絶妙な火力による美味しさを、銅のフライパンで目一杯に引き出して、おひとり様クリスマス料理風な簡単メニューを♪
独り身で暮らしてますが、クリスマスイブなのでご馳走を♪超簡単だけど「薪ストーブならでは」ってことで! pic.twitter.com/hdEXbfvo9L
— 大屋@薪ストーブ事業 (@aiken_makiss) 2024年12月24日
こんな具合ですね。いい具合に焼けました。 pic.twitter.com/2YVHM90eyo
— 大屋@薪ストーブ事業 (@aiken_makiss) 2024年12月24日
焼き汁も余すことなく有効活用してサブメニュー♪クリスマスイブなので、ちょっとお酒も……というか、メインもサブも飲まずにいられないお味だったので! pic.twitter.com/HmLhnuaCF1
— 大屋@薪ストーブ事業 (@aiken_makiss) 2024年12月24日
https://x.com/aiken_makiss/status/1871do053944291783128
薪ストーブの天板には、やっぱり銅の調理器具ですよ♪♪ 食材の味が一番きれいに引き出される気がします!
あとはピザも頂きました♪ 簡単に出来あいのものですけどね!こちらの料理法も超簡単な割に、すごく美味しいのですよ?
こうして私が独り身のプチクリスマスを楽しんでいる間も、薪ストーブは赫々と燃え……
みゃーは暖に当たりながらソファーでくつろぐのでした。
失敗ばかりの人生ですが、そのぶん、いろいろ学ぶことが出来て楽しいです。そうやって、いつも笑っていることが出来ればなと思います。それでは、また。
メリークリスマス!