超簡単薪ストーブ調理

当社で販売している薪ストーブで、どんな冬の暮らしが待っているかを紹介しているブログです。  興味を持って頂けましたらぜひお問い合わせ下さい

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連休の中日に落ち葉焚き

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 急激に寒くなった、三連休中日の夜ですが、いかがお過ごしでしょうか。

 わたくしは、酔っぱらっております(笑)今日も仕事でしたし、明日も仕事なんですよ?本当にありがたいことに。けど、これが飲めずにいられるか!!っていうことがありまして……

 「落ち葉焚き」って、ご存知です?私、昭和46年生まれなんですが、子供の頃は、集会所前の広場とかで、落ち葉を大量に集めて燃やして……なんてことがありましたが、近年は、とんと見なくなりましたよね。ダイオキシン騒動からの流れによる野焼き禁止(廃棄物の処理及び清掃に関する法律、いわゆる「廃掃法」による規制)、そして臭いに敏感になっていった社会風潮……

 でも、私にとっては、あの「落ち葉焚き」でそのまま放り込まれだ、灰まみれで、表面が真っ黒に焦げた焼き芋の「とんでもない美味しさ」こそが、薪ストーブ調理、そして、このブログの原点だったりします。

 で、それで、どうして「飲まずにいられるか!」になるか、なんですが……我が家、庭を落葉樹で埋め尽くしたぶん、この時期、落ち葉も大量に出るのです。昔なら、そのまま積んで燃やしても良かったのですが、今ではとんでもありません。普通なら可燃ごみとして捨てるしかありません。

 落葉樹で埋め尽くされて、森のようになった庭、夏も涼しくてどこにも行く気にならないくらい快適で、非常に良いのですが、この落ち葉の問題だけは泣き所です。ちなみに、なんで私が落葉樹で庭を埋め尽くしたのかはこちらの記事。

aiken-makiss.hatenablog.com

  今日も、休みの日ぐらいは自分の始末は自分で、ということで、落ち葉を一生懸命掃き集めて、ゴミ袋いっぱいくらい集まった落ち葉。今日は、どうせ夜から寒くなります。しばらく晴天だったので、落ち葉も濡れているわけではありません。新鮮な落ち葉らしく、普通に生っぽく湿っていますが。

 「……そうだ、これ、薪ストーブで燃やしてしまおう。ゴミ袋もったいないし。」

 私の住む犬山市可燃ごみは有料ゴミ袋なのです。落ち葉を燃やすのは、手間だし、夏だと暑すぎたりしますが、どうせ暖房がいるならちょうどいいや。休日だし、つきっきりで燃やそうと。

 残念ながら、燃やしているところの写真はありません。だって、ブログになんかするつもり全くなかったから写真なんて撮ってなかったし、放り込んでは炎を上げさせて、また次のをセッセと放り込む様は、まさに「焼却炉」そのもの!!(笑)同年代なら、学校とかで実際の焼却炉の世話をしたことある方もいらっしゃるはず。

 なにしろ、葉っぱなんて、本当にあっという間に燃えるし、かといって生っぽく湿っているので、炎が上がっているタイミングで放り込まないと火が続かないし、本当につきっきりで、次から次へと放り込んでいきます。

 ちなみに……というか、ココ、いちばん「モキ製作所の薪ストーブを検討中の方が知りたいこと」かもしれませんが、私、焼却炉のように燃やしている写真は、たぶんアップしなかったような気がします。

 何故なら、モキ製作所の薪ストーブで巷にあふれる悪評の大部分が、失礼ながらデタラメですが、「焼却炉みたい」とか「焼却炉のような燃え方をする」というものだけは「正しい」です。素直に認めてしまいます。はい。

 炎メラメラと、でも優しくゆったり、という、いわば「薪ストーブらしさ」からすると、焼却炉のような炎はモキの弱点。それを補って余りある長所はありますが(少ない燃料でより暖かい、メンテも立ち上げも超簡単などなど)、まあ、販売している人が、自分から弱点を強調するような写真をテーマにするのもなあ……と。

 でも、弊社、その「唯一の」弱点も「iGブースター」によって見事克服してしまっておりまして、また、今シーズンから、立ち上げ以降これまでの業績が認められ初めての「設備投資」が行われ、犬山のMD80Ⅱが「iGブースター機」に入れ替えられているのですが……

 「iGブースター機」でも、扉を半開にさえすれば「焼却炉」であるノーマルに、簡単に「先祖返り」できてしまうのです(笑)

 「さすが、こんな無茶な生っぽい葉っぱでも、本当によく燃えるな~~さすが焼却炉(笑)」

 私にとってはMD80Ⅱは、とってもかわいい愛機なので、自虐ネタです。パワハラではありません、たぶん(笑)ともあれ、扉全開投入と扉半開状態を何度も往復させて、サクサクというかボーボー燃やしていっているうちに、当然、暖かくというより暑くなってきます。

 「……これ、シチュー温められるよな」

 要は、張り付いている私がやたら忙しいだけで、それ以外は、ちゃんと薪ストーブですから、当然天板は使えます。そこで昨夜の残りのシチューを、銅鍋でコトコトと。毎回、不思議なことに、ガスコンロで温めるよりも、ずっとやわらかくまろやかに美味しく仕上がります。

 ごみ袋いっぱいの落ち葉を、全部投入が終わったら、炉内は「燠火」でいっぱいです。当然、長時間持つはずもないのですが、でも、葉っぱって「硬い」成分も多い組織なんでしょうね、量がこれだけあれば、それなりに温かい!!

 「……冷蔵庫に、アジの開き、あったよね?焼いてみていい??」

 休日は、妻にもできるだけゆっくりしてもらいたい。シチューは美味しく温めたけど(そんなもので「手伝った」と威張る私(笑))、この際、アジも焼こうではありませんか。どうか??焼けるか??燠火なので空気を送り込んで炎を上げる必要はないので、包熱効果を上げるべく「扉全閉」、「iGブースター」運用です。

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 ……なんと、焼けてしまったのです!!(笑)熾火としては超貧弱ですが、量としては大量だったことと、炉内がよく温まっていたのでしょう。そして、そこは「IGブースター機」、ノーマルにはない、下から空気を送る「ロストル構造」も、空気の通りにくい形状の葉っぱを最後まで燃やさなければならないというシチュエーションに味方をしてくれたのでしょう。

 干物が、表面パリッと中はジューシー、この上なく美味しく焼けてしまいました。ガス火のグリルなんかよりも全然、ホント比較にならないくらい美味しい。ビバ熾火。そのあたりの解説はこちら♪

aiken-makiss.hatenablog.com アジの開きが、超美味しく焼けたら……ここは、やっぱり飲まねばなるまい!!明日が仕事であっても!!!……ということで、冒頭写真です。

 ……いや~~、焼却炉、じゃないや、薪ストーブ、罪ですわ……だって、私、連休中日ってったって、今日も仕事(半日でしたけど。ご来訪になられたOさま、とってもお子さん元気&礼儀正しくて大人のツボでしたね(笑))、明日も仕事(Y様邸設置工事です。よろしくお願いします)、しかも明日は三菱重工業さん絡みの現場仕事もダブルブッキング(薪ストーブ以前からの従前業務)、薪ストーブ設置工事前に打ち合わせして必要な指示を出すために朝6時出なんですよ~~~!!!

 ……そういうわけで、何が言いたいかと言いますと、このお茶目な薪ストーブのおかげで、人生、楽しいです。捨てるしかなかったものが、思わぬ価値を生み出して、ドタバタな人生劇に、幸せで前向きな笑いを添えてくれます。

 さて、明日もがんばろうっと。寒さが厳しくなりますが、身体にはお気を付けになってくださいね?

 そうそう、今回は、かなりおチャラケたことを書きましたが、実は、今日はもう一つすごいことがあって……それは「iGブースター、半端ない」という真面目な驚き。私も実際にユーザーになって使ってみて、初めて、今さらながら、びっくりしました。ホント素晴らしいのです。動画とともに、また改めて報告します。お楽しみに♪

 それでは、また!!