超簡単薪ストーブ調理

当社で販売している薪ストーブで、どんな冬の暮らしが待っているかを紹介しているブログです。  興味を持って頂けましたらぜひお問い合わせ下さい

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燠火が続かない薪ストーブで8枚のピザを焼くには?①

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 唐突ですが、薪ストーブに関心のある方が比較的よく読まれる雑誌に「チルチンびと」という雑誌がありまして、この春、4月中に薪ストーブ特集の別冊が出るのですが、そこに薪ストーブを設置施工する会社が全国で10社ほど、編集部の手による広告記事ということで掲載されます。

 このたび、なぜか、弊社がそのうちの1社として取り上げられることになりまして、今日は、その内容の詰めを行っておりました。その作業のために、毎日更新の当ブログ、すっかり遅くなってしまいましたが、当事業の進退、存在意義をかけて「私たちを必要としている人に届け!」ということで、想いのこもった広告記事になるのではないかと思っています。極めて短文で綴られた当ブログ関連記事として(某記事の写真が使われています)、よろしければぜひ一度手に取ってご笑読下さいませ~(笑)

 さて、そういうわけで、今回の話題は「ピザ」です。我が家、子供が三人もおりまして、今どきちょっと珍しい五人の「大家族」なんですが、うち二人は一人暮らしをしております。そのうちの一人だけが帰省していたある晩のこと、妻の提案で「今日の晩ご飯はピザにしよう」ということになりました。

 晩ごはんですから、普通に考えたら、ピザは一人2枚ずつくらいは食べたいものです。よって、四人家族なので、合計8枚、これを、モキ製作所の薪ストーブMD80Ⅱで焼けばいいね、と、妻は考えました。

 少しご存知の方なら、おわかりかと思いますが、実はこれ、無茶な話なんです。薪の種類を工夫すれば、燠火も多少は長持ちさせることはできますが……というか、ピザ焼くのに、さすがにパーっと華々しく燃え尽きてしまう製材所さんのスギの端材を使おうという発想には、普通の感覚でも、ならないかと思いますが……

aiken-makiss.hatenablog.com

 でも「燠火の質」以前の問題として、そもそもピザ8枚というのは、炉内に耐火レンガを備えて蓄熱性が高くて「炎の鑑賞装置」とも言えるくらいにストーブ内部に熱を閉じ込める性質のある鋳物製の薪ストーブであっても困難なのです。ましてや蓄熱性が低くて、炉内から室内に熱をどんどん取り出すことを特徴とするモキ製作所の薪ストーブ、どんなに燠火の質が良くても、無理なんです。ピザ8枚なんて。

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 しかし、そんな深い事情まではわからない妻は、私が帰宅するまでに、無邪気に8枚ぶんのピザを用意してしまっていました。「今日の晩ご飯はピザにしよう」という連絡をもらった時に、何のコメントをすることもなく同意してしまった私は、なんとしてでも、8枚のピザを焼かなければならないことになってしまったのです(笑)

 ともあれ、一般に薪ストーブでピザを焼くのに、まず大切なのは、やはり燠火です。深い事情まではわからなかった妻も、そこはさすが、充実した燠火を用意してくれてありました。スギの燠火でなく、贅沢なサクラの燠火です。まずは、以前に紹介したノウハウによって、耐熱陶板と燠火配置の工夫によってピザを焼きます。

 このブログではすでに書きましたが、もう一度、具体的に説明しますと使う道具は、耐熱陶板。我が家はこんなのを使っています。

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 これにピザを載せて、それを炉内にセットした五徳の上に載せて焼くわけです。五徳って、こんな感じのもの。今さらですが。

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 この写真の燠火だと、まだ耐熱陶板の真下に来る燠火が強すぎるので、燠火を端のほうに寄せて真下からずらして、陶板は冷えた状態からスタートして、ピザ生地が焦げるまで温度があがるまでの時間をできるだけ稼ぎます。

 そうして、ピザの上面、具に火が通るのをじっくり待つわけです。陶板の熱の通りにくさと燠火の位置で、下からの火力と、上からの火力のバランスを取ってやる。バランスの重要性についてはこちら。

aiken-makiss.hatenablog.com

  さて、具に火が通ったころに、生地はどうなっているか?

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 なかなか、上手に焼けました!!ちなみに、耐熱陶板を使う場合のノウハウですが、載せ換えて使うにせよ、アルミホイルは敷かない方が美味しいし、生地がアルミホイルにくっつくと大変なので、直接置いた方が良いです。直接置いても、せいぜいこんな程度で、すぐにきれいになります。ブレてますが。

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 あと、この耐熱陶板は、裏面が素焼きなのですが、さすがに水を使うのは釉薬で保護されている表面だけにとどめ、素焼きの部分に水を浸み込ませることは避けた方が良いと思います。生地を焼くための温度としてあまりに上がりにくくなるか、陶板が割れるような気がしますので。

 そうして、我ながら、なかなかうまい具合に焼けましたが、こうして炉内に貯めてあった燠火でピザが焼けるのも、3枚が限界でした。1枚目はスピーディーでちょっと焦げ気味、2枚目はちょうどよく、3枚目はすごく時間がかかりました。3枚目が焼きあがる頃には、燠火はすっかり弱ってしまい、もう、普通に網焼きに使うにも難しいかな??という状況でした。

 燠火は、その力をもうほとんど失ってしまったのに、ピザは、まだあと5枚も残っています。ここで「薪ストーブで焼いたピザ」を諦めるのは、家長としても、薪ストーブのプロとしても、決して許されることではありません(大げさな(笑)でも、ホントにそんな気持ちでした)。

 かといって、現実問題、じゃあ、もう一度、充実した燠火を炉内に作り直すか?と言ったら、火を起こして、燃やして……何時間かかるの?というようなお話です。

 では、どうすればいいのか?この状態から、みんなが喜んでくれる美味しいピザを焼くには一体どうすれば??……

 ここで、私は、意を決して「ある方法」に初チャレンジします。このブログを書いててよかったと、心底思った「ある方法」とは何か??

 続きは次回。乞うご期待~~♪